○コンクール参加のきっかけ
奈良県に素晴らしいコンクールがあることは以前から存じていました。たくさんの部門があり、音楽を愛する一人一人の気持ちを大切になさっているコンクール。学生生活最後に地元である奈良でのコンクールへ参加したいと先生に相談したところ、先生も参加を薦めようと思ってくださっており、参加いたしました。
○受賞した感想
心の底から嬉しかったです。結果が貼り出されたその場ではとにかくびっくりしましたが、お世話になった周りの方へご報告したところで実感が湧きました。私自身もそうですが先生や先輩後輩、そして奈良に住む家族や親戚、友達までもが一緒になって喜んでくれました。地元奈良でこのような結果を残すことができ、大変光栄です。
○あなたにとって音楽とは
幼い頃から一緒に成長してきたものです。幼い頃、歌うのが大好きで1日中歌を歌ったりピアノを弾いていたそうで、常に自分のそばには音楽がありました。そして何より、自分と向き合う時間を与えてくれるものでもあります。
○コンクールのエピソード
本番前、舞台袖で待機しているときにスタッフの方が気さくに話してくださり、また舞台へ行く直前に「行ってらっしゃい」と小さな声で声掛けをしてくださいました。緊張も和らぎ、大変嬉しかったです。
○今後チャレンジしたいこと
これからもどんどんコンクールに挑戦したいです。もし結果を残せなくても努力した時間や学んだことは必ず自分の力になりますし、演奏会で歌うこととは全く別の、緊張感のある雰囲気で歌えることで自分の力試しにもなります。そして身につけた力を活かして、自分を最大限に表現できる歌、みなさまの心に届く音楽を作り上げていきたいです。
○その他PR
- あおによし音楽コンクール奈良 受賞者披露演奏会
- あおによし音楽コンクール奈良 春日大社奉納演奏会
2つともこちらのコンクールで受賞させていただいたご縁で出演させていただけることになりました。どちらも今年公演予定だったものが延期公演となり、受賞者披露演奏会は2020年3月21日(日)いかるがホールにて、春日大社奉納演奏会は日程は未定ですが来年に公演予定です。
詳細はあおによし音楽コンクール奈良のホームページをご覧いただければと思います。多くの方にお見守りいただけると幸いです。
○受賞者の声
今、世の中は新型ウイルスによって大変な事態になっており、そのような中で音楽というものは特に制限がかけられています。音楽が思うように楽しめないことにより、生の音楽のエネルギーを交換し合える場がいかに人の心にとって大切なものであるかを実感するとともに、たくさんの方々が心を痛めていらっしゃると思います。
ですが、終息まで耐え抜く力を芸術家は持っているはずです。今はまだ生の演奏を気軽に楽しめることはできませんが、いつかまた今まで通り音楽活動ができるようになった時、心をケアできるのが芸術の大きな力であると信じ、その芸術、音楽を皆さまに発信できるよう今出来ることを精一杯頑張りたいと思います。