審査員一覧(2022年第9回)

《統括審査委員長》
渡辺 健二 Kenji WATANABE
1954年生まれ。名古屋市立菊里高校音楽課程卒業後、東京藝術大学、同大学院修了。
第43回日本音楽コンクール第1位。78年~83年ハンガリー、リスト音楽院に留学。その間、ミュンヘン国際コンクール、第1回日本国際音楽コンクール、リスト・バルトーク国際コンクールに入賞。日本を代表するリスト及びバルトークのスペシャリストとして、演奏、音楽雑誌への寄稿、講座、コンクール審査等を行っている。
2005年よりリストピアノ作品シリーズ(原典版。野本由紀夫氏校訂・渡辺健二運指及び演奏への助言。全音楽譜出版)を刊行中である。ハンガリーの音楽文化の紹介と日本とハンガリーの文化交流に努めた功績により86年にリスト記念メダル、2018年にはハンガリー国功労勲章オフィサー十字型勲章を受章。
92年「空の日」芸術賞(日本航空協会)。(財)カワイサウンド技術・音楽振興財団理事、日本ピアノ教育連盟副会長・常務理事、日本ソルフェージュ研究協議会会長、日本音楽芸術マネジメント学会副理事長。河合楽器製作所技術顧問。
2006年リスト・バルトーク国際ピアノコンクール審査員、2019年バルトーク国際音楽コンクール審査委員長。2021年3月東京藝術大学退職。藝大ジュニア・アカデミーで指導に当たっている。北海道大学非常勤講師、東京藝術大学名誉教授。

【ピアノ】

《ピアノ審査委員長》
渡辺 健二 Kenji WATANABE
 
新居 由佳梨 Yukari ARAI
東京藝術大学、同大学大学院を経て、スイス国立ジュネーヴ音楽院修了。
パリでのショパン・フェスティヴァルやリサイタルシリーズに出演、第7回イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール第3位、日本音楽コンクール入選ほか受賞多数。
帰国後は、スタインウェイ・ジャパン(株)によるYoung Virtuoso Series、旧東京音楽学校奏楽堂デビューコンサートシリーズ、ホロヴィッツのピアノ(No.314503)による記念コンサート、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンをはじめ全国各地で演奏活動を行なっている。シャネル(株)「Pygmalion Days」シリーズアーティスト。また、(一財)地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」、及びソニー音楽財団「こどものためクラシック」登録アーティストとして、全国の小学校を周りアウトリーチ活動も積極的に行っている。
伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル氏とのCD共演の他、オリヴィエ・シャルリエ氏を始め国内外の著名器楽奏者との録音・共演も数多く、安定感ある技巧と細やかな心配りで室内楽奏者としても厚い信頼を寄せられている。日本音楽コンクール・ヴァイオリン部門にて共演賞を2度受賞。東京藝大弦楽器科・管楽器科の伴奏助手を6年間務める。
CD「メランコリー」をスタインウェイレーベルより、「ラヴェル名曲集〜透明な風」をアール・アンフィニ/ソニー・ミュージックダイレクトよりリリース。その他TVドラマやアニメ、ゲーム音楽の録音への参加も多数。
ピアノを上野敬子、田中修二、渡辺健二、ハリーナ・ツェルニー・ステファンスカ、ドミニク・メルレの各氏に、室内楽を本庄令子、漆原啓子の各氏に師事。
スタインウェイ・アーティスト。
公式ホームページ:http://yukariarai.com/
岡田 将 Masaru OKADA
福岡県出身。全日本学生音楽コンクール全国大会・中学校の部で第一位受賞。92年第61回日本音楽コンクール第一位、併せて野村賞、E・ナカミチ賞を受賞した。
桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を首席卒業し、オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に留学。続いて95年ベルリン国立芸術大学に留学し研鑽を積んだ。優秀なコンクール歴を持っており、97年ベルリンで行われたアルトゥール・シュナーベルコンクール第一位とスタインウェイ賞を受賞。
99年にはオランダの第5回リスト国際ピアノコンクールで第一位を受賞し、ドイツ国内を中心にオランダ、ベルギー、ロンドン、NY、ジュネーブ、チューリッヒでリサイタル、ゾルタン・コチシュ指揮ハンガリー国立管弦楽団と共演し大きな成功を収めた。ベルリンでは、ラジオ・ライヴ公開録音にも出演し活躍している。
日本では、新日鉄コンサート、日本ショパン協会例会、故園田高弘氏の推薦によるトッパンホールの“旬のピアニストシリーズ”、そして同ホールが若手演奏家に更なる飛躍の機会を提供しようという趣旨の<エスポワールシリーズ>に出演。
04年12月に行われたオール・リスト・プログラムのリサイタルでは、圧倒的なスケール感と緻密な構成力が、高い評価を得、注目すべきピアニストとして大きな反響を呼んだ。
また大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、東京交響楽団、日本センチュリー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団など主要オーケストラとの共演も重ね、ソロに留まらず幅広い活動を行っている。
04年、オール・リストでデビューCDもリリース、新聞紙上で推薦盤として紹介された。02年第12回出光賞受賞。03年第29回日本ショパン協会賞を受賞。05年5月には、ドイツ・ラインガウの音楽祭にてチェリスト、石坂団十郎氏と共演、また8月にはドイツ・バイロイト音楽祭の期間中に、リストや20世紀の音楽を含んだソロ・リサイタルを行い評価を得た。2005年に小林研一郎指揮、日本フィルとの共演で大成功を収めた。
2007年にベルリンより帰国し、現在、神戸女学院大学で教鞭をとっている。
フランツ・リスト生誕200年の2011年には、東京と神戸でオール・リスト3回シリーズを開催、大きな反響を呼ぶ。また同年10月22日、リスト200歳の誕生日には、リスト国際コンクールの歴代優勝者たちによる記念コンサートに出演した。2013年にはバッハ:パルティータ全6曲を一晩で演奏、音楽ファンに大きな衝撃を与えた。2014年から、2年間にわたるベートーヴェン:ピアノソナタ全32曲シリーズ(全8回)を開催。2018年にはリスト:超絶技巧練習曲全曲コンサートを開催し、大きな話題となった。また、同年12月にはスペインの巨匠チェリスト ルイス・クラレットとの共演でCD『ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集』(オクタヴィア/レコード芸術準特選盤)をリリース。高い評価を得ている。
小澤 佳永 Kae OZAWA
小学生から高校生まで、父親の仕事でアメリカ合衆国、イリノイ州にて過ごす。帰国後名古屋市立菊里高等学校音楽科、東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を経て同大学大学院修士課程ピアノ専攻修了。現在同大学管打楽科演奏研究員。
第25回ヴィオッティ・ヴァルセジア国際ピアノコンクール(イタリア)第三位受賞。2013年メルボルンアジア太平洋室内楽コンクールピアノトリオ部門ファイナリスト。第55回ヴィオッティ国際音楽コンクール(イタリア)セミファイナリスト。ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール、ペトロフピアノコンクール、町田ピアノコンクール、バッハコンクール、第一位受賞。ペオリア交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団と協演。中日賞受賞。
サントリーホール室内楽アカデミー第1-3期生。サントリーホール、チェンバーミュージックガーデンに出演。イタリアのキジアーナ音楽院マスタークラスを奨学特待生として受講、選抜コンサートに出演。日本木管コンクール、宗次エンジェルヴァイオリンコンクールにて公式伴奏者を務める。
兼重 直文 Naofumi KANESHIGE
1954年山口県生まれ。1973年東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻入学。1977年同大学卒業。第22回および第25回全日本学生音楽コンクール福岡大会ピアノ部門第1位(1968&1971)。この間、和田邦江、徳万良子、弘中孝、田村宏の各氏に師事。二度の渡欧ではヴィンフリート・ヴォルフ、ジャネット・デュ・ボアに師事(1981&1982)。
現在、三重大学および金城学院大学にて教鞭を執る傍ら、これまでに名古屋しらかわホールでのシューベルト生誕200年記念リサイタル(1997)をはじめ、各地にて数多くのソロ・リサイタル、デュオ・リサイタル、室内楽ではワルシャワ国立フィル首席奏者(1995)、ニュー・ライプツィヒ弦楽四重奏団(1995)、スロヴァキア弦楽四重奏団(1996)、マルティヌー弦楽四重奏団(2007)との共演、NHK交響楽団メンバーとの5回の室内楽シリーズ(2000~2003)を開催。一方、元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者カール・ライスター氏との共演(2003)のほか、オーケストラ指揮、ピアノ協奏曲ソリストおよび弾き振りなど、幅広いジャンルで演奏活動を行っている。その他、山口県芸術祭演奏会、<ピアニストの祭典>(青森)、<みえのピアニストたち~5台ピアノを駆使した華麗なるコンサート>、碓井士郎ブラームス歌曲全曲演奏シリーズ(1995~2006)では専属ピアニストを務める。
間宮芳生編曲「ベートーヴェン交響曲第5番[2台6手のための]」(全音楽譜出版社 2017)発刊の執筆代表者として編集を務めるとともに、東京文化会館での“田村宏メモリアルコンサート”にて初演(2016)を行う。
2020年には三重音楽発信vol.10ベートーヴェン生誕250周年記念事業「今年はぜったいベートーヴェン!! 」(主催:三重県文化会館 助成:文化庁文化芸術振興費補助金・日本芸術文化振興会・公益財団法人岡田文化財団)の実行委員長としてピアノソナタ全曲シリーズや室内楽作品演奏の企画・運営に携わる一方で、自らも演奏者のひとりを務めた。
1995年「津市文化奨励賞」、2021年「三重県文化功労賞」受賞。
現在、三重大学名誉教授・特任教授。金城学院大学非常勤講師。日本ショパン協会会員および同協会中部支部長。日本音楽表現学会、日本ピアノ教育連盟、日本演奏連盟各会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。
河内 仁志 Satoshi KAWAUCHI
兵庫県立西宮高等学校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部卒業。Ecole Normale musique de Parisにて研鑽を積む。
第8回兵庫県学生ピアノコンクール県大会D部門(中学生の部)最優秀賞、兵庫県知事賞受賞。第55回全日本学生音楽コンクール大阪大会ピアノ部門高校の部第1位。全国大会出場。第75回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。併せて野村賞、井口賞、河合賞受賞。第12回モノーポリ国際ピアノコンクール(イタリア)第3位、聴衆賞受賞。
大阪NHKホールにてN響メンバーと「新進演奏家の出会い“クラシック大好き!”」に出演。他にも東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、NHK交響楽団、四芸祭オーケストラ、京都市交響楽団、神戸市室内管弦楽団、Orchestra Sinfonica della Provincia di Bari、飯森範親、北原幸夫、松尾葉子、増井信貴、佐藤俊太郎、Guiseppe La Malfa、Rudiger Bohn各氏と共演。
2001年からの地域でのコンサート活動に対し、2008年社会福祉法人神戸社会福祉協議会より感謝状を授与される。東京、関西各地(兵庫、大阪、京都)でリサイタルを行う。
これまでに坂本恵子、徳末悦子、佐藤俊、田隅靖子、坂井千春各氏に師事。
兵庫県立西宮高等学校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師。神戸市混声合唱団専属ピアニスト。OTOYAエンターテイメント所属。
北端 祥人 Yoshito KITABATA
大阪府出身。2016年、第6回仙台国際音楽コンクール第3位のほか、日本ショパンピアノコンクール、リヨン国際ピアノコンクール、リスト国際ピアノコンクール等、国内外において数多くの賞を受賞している。
京都市立芸術大学、同大学院を首席で修了後渡独し、ベルリン芸術大学修士課程ソリスト科を経て、同大学室内楽科を修了。ソリスト、または室内楽奏者として日本・ヨーロッパ各地で演奏を行う。西本幸弘氏(仙台フィルハーモニー管弦楽団・九州交響楽団 コンサートマスター)と共演したCD「VIOLINable vol. 5」「同 vol. 6」「同 vol. 7」がFONTECより、TRIOVENTUS「シューベルト&ショスタコーヴィチ」が日本アコースティックレコーズよりリリースされている。
これまでに佐々木弘美、大川恵未、椋木裕子、上野真、マルクス・グローの各氏に師事。2020年度より東京藝術大学附属音楽高等学校の非常勤講師として、後進の指導にあたっている。
北村 美奈子 Minako KITAMURA
4歳よりピアノを始め、故倉橋数江氏、松井克之教授、故松野景一教授に師事。
大阪音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻入学。平井丈二郎教授に師事。
在学中、奈良交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を協演。
大阪音楽大学卒業。同大学院音楽研究科ピアノ専攻入学。
大阪音楽大学卒業演奏会、奈良県新人演奏会、東京にて読売新人演奏会に出演。
同大学院修了。大阪音楽大学非常勤助手として勤務。
東京にて、文化放送音楽賞コンクールピアノ部門第1位。
幸楽会コンサートにおいて、大阪フィルハーモニー交響楽団とチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を協演。
渡独。フライブルクにて、ヴィターリ・マルグリス教授に師事。
イタリア ヴィオッティ・ヴァルセシア国際ピアノコンクールにおいて審査員特別メダル受賞。
ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院入学、ヴィターリ・マルグリス教授に師事。在独中、マルグリス教授のハンブルク、フライブルクでの講習会に全て参加、修了コンサートに出演。
フライブルク、ユーバーリンゲン、メンヒェングラッドバッハなどのドイツ諸都市、オランダのデン・ハーグ、ドールンでソロリサイタル出演。現地の新聞に好評記事を掲載される。
フライブルク音楽大学大学院を最優秀で修了。帰国。
大阪文化祭賞奨励賞を受賞。
帰国後は、大阪 エルシアター、いずみホールで12回、東京 サントリーホール小ホールで2回、ソロリサイタルを開催。バッハからモーツァルト、ベートーヴェンの古典派、ショパン、シューマンのロマン派、近代フランス、ロシアの作品まで、幅広いレパートリーで演奏。
また、ブルガリア国立室内オーケストラとのモーツァルトピアノ協奏曲の協演、ウィーンフィルハーモニア弦楽三重奏団とモーツァルト、ドヴォルザークのピアノ四重奏曲を演奏するなど、ソロ以外でも活躍。
後進の指導にも力を入れ、大学での指導の他、数々のコンクールにおける審査、講評、また公開講座やレッスンを通して、ピアノを学ぶ若い人たちのため、またレスナーの方々のためにアドヴァイスを続けている。
大阪音楽大学講師。
大阪音楽大学同窓会《幸楽会》奈良県支部副支部長。奈良県音楽芸術協会顧問。
小蔦 寛二 Kanji KOZUTA
広島県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻、同大学院修士課程を修了。ドイツに5年間留学、ハノーファー音楽演劇大学、カッセル市立音楽院、ベルリン芸術大学大学院を修了。
ピアノを牛ノ浜由紀、小嶋素子、西川秀人、渡辺健二、原田英代、アイナル・ステーン=ノクレベルグ、クリスティアン・ペーターゼン、マルクス・グローの各氏に師事。
2011年9月、第18回ブラームス国際コンクール(オーストリア)ピアノ部門にて第2 位入賞。本選で演奏したブラームスのピアノ協奏曲第1番は最高点を獲得し、同月オーストリア放送協会(ORF)にてラジオ放送される。2012年パルマ・デ・マヨルカ国際ピアノコンクール(スペイン)第2位。2013年バルチック国際ピアノコンクール(ポーランド)第1 位。2014年、妻の小蔦花結とのピアノデュオにてローマ国際コンクール(イタリア)ピアノデュオ部門第3位。2015年モノポリ国際ピアノコンクール(イタリア)第5位。
日本とドイツをはじめ、オーストリア、ポーランド、スペイン、韓国でもリサイタルなど演奏を行なう。ソリストとして、広島交響楽団、ケルントナー交響楽団(オーストリア)、モニューシュコ音楽アカデミー交響楽団(ポーランド)等とピアノ協奏曲を共演。
ソロ、室内楽、声楽伴奏、オーケストラの客演ピアノの他、小蔦花結とのピアノデュオではモーツァルトの2台ピアノ協奏曲の協演、デュオリサイタル等、幅広く演奏活動を行なっている。
ハートフォード・ショパン国際ピアノコンクール(アメリカ)、トカチェフスキ国際ピアノコンクール(ポーランド)等、国内外のコンクールにて審査員を務める。
エリザベト音楽大学、広島文化学園大学、安田女子大学講師。
重野 友歌 Tomoka SHIGENO
広島県呉市に生まれる。
母親の手ほどきによりピアノを始め中学校卒業後に渡英。
メニューイン音楽院を経て英国王立音楽大学に全額特待生で入学。首席で卒業した後ドイツに移り、ハンブルグ国立音楽演劇大学で大学院修士と国家演奏家資格をどちらも最優等で取得。
2018年よりアメリカ、マイアミ大学フロスト音楽学校にてケヴィン・ケナーの下、博士課程に在籍。2020年夏、日本に帰国。
リカルド・ヴィネス国際コンクール日本人初優勝をはじめ、国内外でのコンクールで数々の賞を受賞。ソロのみならず、妹文歌とのピアノデュオ・カントゥス、国内外のアーティストとのアンサンブルにも力を注いでいる。全日本ピアノ指導者協会演奏会員。エリザベト音楽大学非常勤講師。
鈴木 謙一郎 Ken-ichiro SUZUKI
桐朋女子高等学校音楽科(共学)入学。
1988年、第42回全日本学生音楽コンクール高校の部全国第1位。
1991年第60回日本音楽コンクール第1位、併せて野村賞、河合賞受賞。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業。同大学研究科入学。
98年文化庁海外派遣研修生として渡仏。フランス・トゥールーズ音楽院入学。特別1等賞修了。’03年ホロヴィッツ国際音楽コンクール銅メダルなど数々の賞を受賞。
数年を過ごしたウクライナでは、30回を越えるコンサートツアーにて、ソロ・リサイタルや、コンチェルトを演奏。各地で熱狂的に受け入れられた。日本では、全国各地でリサイタル、コンチェルトを演奏。NHK-TV、FM(クラシック倶楽部、2017年名古屋ニューイヤーコンサート等)出演、好評を博す。
これまでに、東京交響楽団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、桐朋学園大学オーケストラ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団等、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、ウクライナ国立フィルハーモニー、キエフナショナルフィルハーモニー等と共演。
限界を感じさせないスケールの大きさと、メランコリックな繊細さを併せ持つ音楽性は、聴くものを別世界へと誘うエネルギーを持っている。
2009年3月、ラフマニノフを録音したCD「Ken-ichiro plays Rachmaninoff」をカメラータよりリリース。今後いっそうの活躍が期待され、注目されている。
2019年10月 ラフマニノフが愛したロシアのイワノフカにあるラフマニノフ博物館でリサイタルを行う。
現在、愛知県立芸術大学 音楽学部教授、名古屋音楽大学客員准教授
関本 昌平 Shohei SEKIMOTO
1985年生まれ。大阪府出身。
国際コンクール初参加の18歳で、第5回浜松国際ピアノコンクール第4位。
2005年、20歳で第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位、第5回モロッコ国際音楽コンクール優勝。
桐朋女子高校音楽科(共学)卒業後、2005年エコール・ノルマル音楽院卒業(ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生)。
2006年~2008年桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在席。稲垣千賀子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、二宮裕子の各氏に師事。
国内では、幼少よりピティナ・ピアノコンペティションに参加、B級金賞、G級金賞、コンチェルト部門最優秀賞、2003年特級グランプリ。
ショパン国際コンクール in ASIAでは中学生部門及び第2回派遣コンクールいずれも金賞。
ヴェルビエ音楽祭アカデミーコンサート(スイス)、アニマート音楽祭(パリ・コルトーホール)、NYカーネギーホールでの2000年ワイルリサイタルホール、2005年ザンケルホール、2006年アイザック・スターンホールでの”THE PASSION OF MUSIC”コンサートに参加他、イタリア、ドイツでソロリサイタル、ロンドン・カドガンホールにてイギリス室内管と共演。
国内では、ワルシャワ国立フィルやモンテカルロフィルとの国内ツアー、ザルツブルク室内管、兵庫芸文センター管、関西フィル、日本フィル、読響、NHK響、大阪フィル、日本センチュリー響等と共演、第8回松方ホール音楽賞大賞、第1回福田靖子賞、第15回青山音楽賞新人賞、第32回日本ショパン協会賞を受賞。
2009年よりNYに移住、研鑽を積む。特にクラリネットのチャールズ・ナイディック氏から大きな影響を受けた。
2012年、本格的なソロアルバムとなる「グレイパール~ブラームス後期作品集」(Sony Music Direct)をリリース、朝日新聞他で取り上げられた。
2013年、NYのベテラン、オライオン弦楽四重奏団とNY・東京他で共演し、好評を得た。また、テレビ朝日系「題名のない音楽会」や、第32回横浜市招待国際ピアノ演奏会に出演。
現在、NYより日本へ拠点を移し、岐阜県在住。後進の指導にも熱心で、全国各地のセミナーやマスタークラスに招かれている。
名古屋市立菊里高校、愛知県立明和高等学校非常勤講師、名古屋音楽大学特任准教授。
中尾 純 Jun NAKAO
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業。同大学院修士課程修了後ドイツに渡り、ハンブルク音楽演劇大学大学院を最優秀の成績で修了。その後もザルツブルク・モーツァルテウムにて研鑽を積む。この間ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生、文化庁芸術家在外研修員などに採用される。大森文子、中野洋子、池田洋子、高良芳枝、安川加壽子、植田克己、クラウス・シルデ、エフゲニー・コロリョフ、カール=ハインツ・ケマリングの各氏に師事。
第62回日本音楽コンクールピアノ部門第3位(1993)、ハンブルク・エリーゼ・マイヤー音楽コンクール優勝(1999)、第2回モスクワ・スクリャービン国際ピアノコンクール(2000)において旧ソ連諸国以外から初の第2位に入賞。
ベルリン交響楽団、ハンブルク交響楽団、ロシア国立カペレ交響楽団などと協奏曲共演、V. ポリャンスキー、F. ボーグナー、松尾葉子、飯森範親ら内外の著名な指揮者と共演している。ドイツはもとより、フランス・スイス・イタリア・ロシアなど欧州各地で多数のコンサート・音楽祭に出演、各紙の絶賛を得る。ヴィルヘルム・ケンプ財団の招聘によりベートーヴェン・ソナタ・協奏曲全曲講座に参加、ケンプの生前所蔵した楽器による記念演奏会にも出演。2001年には、モスクワ・スクリャービン博物館主催のコンサートに招かれ、スクリャービン愛用の楽器で演奏。パリの演奏会ではスクリャービンの孫から祝福を受ける。
帰国後はスクリャービン没後90年エチュード全曲演奏会や東京藝術大学創立120周年記念プロジェクトに出演、藝大プロジェクト2010ピアノ・シリーズ(ショパン・シューマン・リスト)最終回では藝大フィルハーモニアと共演するなど、ソロ・室内楽を問わず意欲的な活動を続ける傍ら、東京藝術大学音楽学部にて後進の指導にもあたる。
近年はスクリャービン没後100年記念リサイタル、ベートーヴェン後期ピアノソナタ全曲演奏会、バッハ平均律クラヴィーア第2巻全曲演奏会などを開催。2021-22年スクリャービン生誕150年を記念し、ソナタ全曲演奏会を東京文化会館にて開催中。現在、愛知県立芸術大学音楽学部准教授、金城学院大学音楽芸術学科非常勤講師。
中谷 政文 Masafumi NAKATANI
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等高校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。
その後渡米し、インディアナ州立大学ジェイコブズ音楽学部修士課程、マイアミ大学フロスト音楽学部博士課程に所属し、ティーチングアシスタントを務め、論文「The Effect of the Developing Variation Technique on Brahms’ Early Piano Solo Works in the Form of Theme and Variations」において博士号を取得し卒業。
第48回全日本学生音楽コンク-ル全国大会小学校の部第1位、並びに野村賞受賞。第22回マルサラ市国際ピアノコンク-ルにおいてファイナリストディプロマを授与される。第8回ソフィア国際ピアノコンクール“アルベ-ル・ル-セル”において第1位ならびに Y. Boukoff 賞を受賞。第27回ウィリアム・カペル国際ピアノコンクールにおいて The Martha M. Boucher Memorial 賞を受賞。ニューオリンズピアノインスティチュートのピアノ協奏曲コンクールにて第1位を受賞、ラフマニノフピアノ協奏曲第3番をNew Orleans Civic Orchestra と共演。
帰国後は、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、フェニックス・エヴォリューション・シリーズ、きのくに音楽祭などに出演し活躍の場を広げる。平成30年度和歌山市文化奨励賞、令和2年度和歌山県文化奨励賞、令和3年度大桑文化奨励賞を受賞。
現在、エリザベト音楽大学演奏学科ピアノ専攻専任講師。
松下 寛子 Hiroko MATSUSHITA
四日市市出身。名古屋市立菊里高校音楽科卒業、愛知県立芸術大学音楽学部卒業、同大学院を首席修了。99年に国際ロータリー財団奨学生として渡独、2002年ドイツ国立ケルン音楽大学を最優秀で卒業。
帰国後これまでにケルンやボン(エンデニヒ・シューマン音楽祭)、名古屋・四日市・磐田・鈴鹿・吹田・宝塚・大和郡山などにてソロリサイタルを行う。その他、ソリストとしてボン・シュティフツ教会来日演奏会、奈良フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会、セントラル愛知交響楽団四日市定期演奏会等でオーケストラと共演する他、器楽・歌曲等のリサイタル伴奏や室内楽などの演奏会に数多く出演。
これまでに佐藤恵子、宇野恭子、久保みち、加藤美緒子、ディーナ・ヨッフェ、パーヴェル・ギリロフの各氏に師事。
現在、名古屋音楽大学、奈良県立高円芸術高等学校音楽科各非常勤講師。 ソニーCSLピアノアカデミーアシスタント講師。
日本ピアノ連盟東海支部運営委員。
山中 歩夢 Ayumu YAMANAKA
兵庫県姫路市出身。
東京芸術大学卒業、同大学大学院修士課程を修了。リスト音楽院(ハンガリー)ソリスト課程を修了。
第21回宝塚ベガ音楽コンクール第1位、第26回摂津音楽祭金賞及び聴衆賞など多くのコンクールで入賞。姫路文連より第38回黒川録朗賞、第43回姫路市芸術文化奨励賞を受賞。
ソロ奏者として、また室内楽奏者や伴奏者などとして各地で演奏活動を行っており、国内外各地でリサイタルを開催するほか、姫路パルナソス音楽祭、摂津市市政50周年記念演奏会、在ハンガリー日本大使館主催演奏会、リストフェスティヴァル(ブダペスト)、大阪クラシックなど、多くの演奏会に出演する。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」出演。日本センチュリー交響楽団、横浜交響楽団、ファイロニ室内管弦楽団、姫路交響楽団と協奏曲を共演。
2020年度より東京芸術大学ピアノ科非常勤講師を務めるなど、後進の指導にもあたっている。
Twitter @AyumuYamanaka
山畑 誠 Makoto YAMAHATA
兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、東京芸術大学を卒業。その後ドイツヘ渡り、ワイマール・リスト音楽大学卒業、ドレスデン国立音楽大学大学院修了(国家演奏家資格試験合格)。さらに、スイスにてチューリッヒ音楽大学大学院修了。
国内のコンクールで入賞を重ね、留学中には第3回スペイン音楽国際ピアノコンクール第3位(マドリード、スペイン)、第19回ポルトー国際ピアノコンクール第4位(ポルトー、ポルトガル)、その他多数の国際ピアノコンクールでファイナリストとなる。また、ピアノトリオ(Vn坪井悠佳氏、Vcジュリアン・キルヒェンマン氏)で参加した第3回ミネルビオ国際室内楽コンクール(ミネルビオ、イタリア)にて第1位となる。
これまでに、H.フランチェシュ、D.カイザー、L.ベルマン、R-D.アーレンス、K.シルデ、植田克巳、渡辺健二、田中修二、林敦子の各氏に師事。マスターコースにて、R.ケーラー、A.ウゴルスキー、A.ヴァルディ、L.モラレス各氏に師事。歌曲伴奏法を、L.ベッツェル、H.アドルフセン、D.フエッター各氏に、ジャズピアノをC.ヴィーゼンダンガー氏に、作曲を藤原嘉文氏に師事。
帰国後は関西中心に活動をしており、各地でのソロリサイタルや室内楽コンサートなど、積極的に演奏活動をおこなっている。平成22年度神戸市文化奨励賞受賞。現在、大阪教育大学准教授、神戸女学院大学非常勤講師。
山内 鈴子 Reiko YAMAUCHI
神戸女学院大学音楽学部卒、洗足学園大学音楽学部マスタークラス修了
東京読売新人演奏会出演、朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団との共演にてデビュー、佐渡裕指揮エウフォニカ管弦楽団、関西フィル、京都市交響楽団ほか、関西の主要なオーケストラと共演している。また、ソロリサイタル、室内楽の演奏会も出演している。中国蘇州の人民大会堂杮落としコンサートに出演、ウクライナフィル、ソフィアフィル(ブルガリア)と現地で共演。ウィーンのプライナー音楽院と神戸女学院との交流コンサートを数年にわたり開催している。
故 東貞一、故EFザイラー、奥村智美、故マックスエッガー各氏に師事、ウィーンにてA.イエンナー、故ザイドルホーファー各教授に師事。
第17回音楽クリティッククラブ新人賞、神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、第9回ブルーメール賞を受賞。宝塚市文化功労章受章。
現在、神戸女学院大学講師、元大阪芸術大学講師。日本演奏連盟、宝塚演奏家連盟(現会長)、日本ピアノ教育連盟、リスト協会各会員、元宝塚市文化財団評議員。また、数多くのピアノコンクール審査員を務め、指導者賞を数多く受賞している。
李家 和馬 Kazuma RINOIE
大阪府出身。大阪音楽大学卒業。その後渡独。アントン・ルービンシュタイン国際アカデミー卒業。同時に国家演奏家資格取得。
並川幸恵、荒木昌子、鳥居知行、松村英臣、アレクサンダー・セメツキー、ラザール・ベルマン、ディーナ・ヨッフェ、イリヤ・フリードマンに師事。
国立モスクワ音楽院セミナー選抜演奏会、同セミナー教授推薦演奏会、第2回泉の森フレッシュコンサート、第19回高槻市新人演奏会に出演、2004年フランス・ムーランダンテ音楽祭に参加しディーナ・ヨッフェ女史とデュオ共演、ムーシケピアノコンクール銀賞、ドイツ・オマージュ・ショパンコンクール特別賞受賞。
ドイツ、フランス、スイス、イギリス、フィンランド、ロシアのヨーロッパ各地で演奏した後2010年に帰国。
第1回大阪音楽大学ミレニアムコンサート、兵庫県立芸術文化センターにてワルシャワフィルコンサートマスターズを迎えて「室内楽の悦び」シリーズに出演、ザ・シンフォニー・ホールで開催された熊本城震災復興支援チャリティーコンサートにて守山俊吾指揮、シンフォニア・アルシス大阪オーケストラとショパン作曲、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズを演奏、高槻市音楽家協会主催のサロンコンサート、ロビーコンサートに出演、また2019年7月にはアメリカのテキサス・ショパン協会主催友好コンサートに出演し好評を博す。
現在、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、高槻音楽家協会、各正会員、エリーゼ音楽祭(大人のためのピアノコンクール)、赤坂ジュニア音楽コンクール、九州新聞社ピアノコンクール、大阪国際音楽コンクール、日本ベートーヴェンピアノコンクール、各審査員。
神戸教育短期大学非常勤講師。
大阪府高槻市にて、ショパン音楽院、芸術空間サロン・ド・ショパンを主宰している。

【弦楽器】

《弦楽器審査委員長》
漆原 啓子 Keiko URUSHIHARA
(ヴァイオリン)
1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。
これまで国内外でのツアーの他、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク等の指揮者や、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し賛辞を浴びた。
CDは数多くリリースしており、J.S.バッハの無伴奏CD(日本アコースティックレコーズ)がレコード芸術特選盤に選ばれた。また、漆原朝子との録音「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」(日本アコースティックレコーズ)は文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。
漆原啓子が中心となり結成した「ひばり弦楽四重奏団」では、ベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏を活動の主軸とした長期プロジェクトを開始。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。2021年デビュー40周年の節目を迎えた。現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。
マウロ・イウラート Mauro IURATO
(ヴァイオリン)
イタリア、トリノ生まれ。トリノのジュゼッペ・ベルディ国立音楽院を通常より一年早く最優秀成績で卒業、奨学金を得て、フランコ・グッリ、コッラード・ロマーノ、サルヴァトーレ・アッカルドなど著名なヴァイオリニストのもとで学ぶ。
ウィーン国立音楽大学に入学、M・フリッシェンシュラーガー教授のもと研磨を積み、数々のイタリア国内、国際コンクールで優勝を果たし、ヨーロッパ各地、カナダ、アメリカなど演奏活動を行う。アンサンブル・サリエリ・ウィーンの首席ヴァイオリン奏者を務め、「フォネ」レーベルより2枚のオラトリオが収録される。
また、ウィーン国立大学とトリノの「ラ・ヌオヴァ・アルカ」音楽協会の協力プロジェクトとして、WTV(ヴィーン・トゥリン・ヴィルトゥオージ)国際室内楽団を結成。イタリアの「チェルボ国際室内楽祭」、カナダの「オーフォード・フェスティバル」、ウィーンの「ノイエス・クンストラーフォルム」などの音楽祭に参加。
ウィーン国立音楽大学の成績優秀生として、日本国内コンサートツアーに参加、この来日がきっかけとなり、同プロジェクトの一環として2003年4月より徳島文理大学音楽部のヴァイオリン科、客員准教授として着任、日本を拠点とした活動が始まる。
イタリア人ピアノ奏者ジュゼッペ・マリオッティ氏とは、来日後UniDuo(ウニドゥオ)を結成、演奏活動の他2枚のアルバムを制作する。アンサンブル神戸首席コンサートマスター、大阪フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとしてゲスト出演を重ね、数多くのコンサートに出演、テレビ、ラジオにも放映される、その他、日本の有名オーケストラ、オーケストラ・アンサンブル金沢、兵庫芸術文化管弦楽団などにもコンサートマスターとしてゲスト出演を重ねる。
2015年、TEDxYouth@Kobeに出演、またポップデュオ「ゆず」と共演、録音、ミュージックビデオ、TV等に出演。
定期的にマスタークラスを教えるが、ザルツブルグのモーツァルテウム大学の夏季国際音楽セミナーは2004年よりアシスタント、2015年より2018年まで教授としてコースを持つ。2016年モントリール・マギル大学音楽部にてマスターコースと演奏会、2015年よりイタリア文化会館大阪主催“ラボラトーリオ・ムジカーレ”ヴァイオリンとピアノのマスタークラスをプロデュース。
相愛大学音楽学部、兵庫県立西宮高等学校講師。
2011年よりHARMONIA KOBE(ヴァイオリンスクール)を設立。2016年にハルモニアKOBE株式会社を設立、世界的レベルでの音楽教育を提供できるスクールをモットーに、真摯にヴァイオリン教育を望む生徒たちに日々レッスンを行なっている。
岩谷 祐之 Sukeyuki IWATANI
(ヴァイオリン)
1999年、第68回日本音楽コンクール優勝以来、ソロ、室内楽は元よりコンサートマスターとして数多くのオーケストラに客演するなど、世代を代表するヴァイオリニストとして国内外で積極的に演奏活動を行う。これまでに関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称HPAC)とベートーヴェン、伊福部昭、シベリウス、プロコフィエフ、チャイコフスキー、ブラームスなどの協奏曲を共演。また、外山雄三、阪哲朗、高関健、井上道義、大友直人、飯守泰次郎、佐渡裕、オーギュスタン・デュメイの各氏と協奏曲を共演している。
4歳から天理教音楽研究会にてヴァイオリンを始める。
東京音楽大学附属高校にて久保陽子氏に師事。そこで本格的にヴァイオリニストとして研鑽を積み、1997年よりアメリカへ留学。1999年、第68回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位。併せて松下賞、鷲見賞、レウカディア賞を受賞。2001年よりフランスへ留学。2003年~2004年、フランス国立放送響にて2ndヴァイオリン首席奏者を務める。2005年に完全帰国、兵庫芸術文化センター管弦楽団にてフォアシュピーラーを務める。2008年より現在に至るまで、関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとして活動している。2010年、TOKI弦楽四重奏団の1stヴァイオリン奏者に就任。2013年3月には大阪、名古屋、東京の三都市で初の自主リサイタルを開催、各地で絶賛される。また2012年より毎日新聞主催日本学生音楽コンクール大阪大会の審査員を務めるなど、形態やジャンルを超えて幅広く活躍している。
これまでに、東儀祐二、五十嵐由紀子、久保陽子、エドワード・シュミーダー、ボリス・ギャリツキー、イヴリー・ギトリスの各氏に師事。 平成21年度兵庫県芸術奨励賞、平成24年度咲くやこの花賞を受賞。
岩谷 悠子 Yuko IWATANI
(ヴァイオリン)
1951年よりヴァイオリンを始め、小林武史、松本善三、渡邉暁雄、ブローダス・アール、ジャンヌ・イスナール、江藤俊哉、斎藤秀雄の諸先生に師事。1954年、桐朋学園「子供のための音楽教室」入室。1958年、ベートーヴェンのコンチェルトを東京交響楽団と協演。1959年、音楽コンクール入選、11月、文化放送音楽賞を受賞。1961年、桐朋学園高校卒業。
フルブライト留学生として渡米、ジュリアード音楽院にてイワン・ガラミアン、ジョゼフ・フックス両氏に師事。1971年、ニューヨークにてルジェロ・リッチ氏とプロコフィエフの“2つのヴァイオリンの為のソナタ”を共演。1972年、ジュリアード音楽院ヴァイオリン部門を首席で卒業、ヘンダーソン賞を受賞。1973年、ニューヨーク・タウンホールにてデビューリサイタル。1975年2月、カーネギー・リサイタルホールにて2回目のリサイタル。
同年5月には東京郵便貯金ホールにて帰国リサイタル。1979年、東京イイノホールにてリサイタル。1984年、アメリカ、メイン州のアケーディア音楽祭に招聘され演奏する。1990年、アメリカ、ロスアンゼルスでのイマ・コンサートに出演。1992年7月、ロスアンゼルスにて息子、岩谷祐之とジョイントリサイタル。同年10月には、ロシア、サンクト・ペテルブルクにてリサイタル。東京都協、日本フィル、大阪交響楽団、関西フィル、テレマン・アンサンブル等と協演。松本市でサイトウ記念オーケストラに参加。
現在、奈良県天理市に在住、天理教音楽研究会弦楽教室講師を勤める傍ら、関西方面においてソロや室内楽の演奏に活躍している。天理市音楽芸術協会顧問、奈良県音楽芸術協会特別会員。
植村 菜穂 Naho UEMURA
(ヴァイオリン)
千本芳恵、鈴木共子、原田幸一郎、江藤俊哉、M.フリッセンシュラーガーの各氏に師事。
桐朋学園ソリストディプロマコース修了。桐朋学園大学附属子供のための音楽教室・京都、仙川教室、ヴァイオリン・弦楽合奏講師。文化庁芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学で研修。ロームミュージックファウンデーション、明治安田文化財団より助成を受ける。
日本音楽コンクール第2位、ヴィオッティ国際音楽コンクール、クライスラー国際ヴァイオリンコンクール入賞。シューベルトと20世紀音楽国際コンクール、デュオ部門優勝。併せて20世紀音楽最優秀演奏賞。国際音楽祭ヤング・プラハに招かれプラハ・ドヴォルジャークホールにて協奏曲を演奏。各地でのリサイタル出演に加え、サイトウキネンオーケストラに参加や、東京シティフィル、仙台フィル、日本センチュリー交響楽団等とも共演。日本音楽財団の好意により貸与のストラディヴァリウスで録音、CD「フランクVnソナタ」をリリース。アンサンブルコルディエ(旧東京ゾリステン)メンバー。
あおによし音楽コンクールを始め各地のコンクール審査を務める。
小・中学校コンサート、子供のためのプロジェクトに積極的に関わるなど、ソロ、室内楽、後進の指導などで活躍している。
京都市立堀川音楽高等学校非常勤講師。
甲斐 摩耶 Maya KAI
(ヴァイオリン)
東京藝術大学音楽学部付属音楽高校、東京藝術大学を経て、’02 年同大学院修了。
東京に生まれ、すぐに渡独。3 歳よりヴァイオリンを始める。
シュポア国際ヴァイオリン コンクール第 2 位入賞。第 6 回フォーバルスカラシップストラディヴァリウスコンクール第2位入賞。
これまでに、芸大フィルハーモニア、南西ドイツフィルハーモニー、トルコ国立チクロヴァ交響楽団、N 響室内合奏団、東京シティ・フィルハーモニック、東京都交響楽団と共演。また音楽祭にも多数出演。
これまでに Olga Sandor、鈴木共子、高橋孝子、水野佐知香、 景 山 誠 治、Gerhard Bosse、 堀 正 文、Wolfgang Marschner、 Daniel Gaede の各氏に師事。
ニュルンベルグ音楽大学にて Daniel Gaede 氏のアシスタントを勤める。ダルムシュタット州立歌劇場、ベートヴェン・オーケストラ・ボンのコンサートマスターを務めた。帰国後はオーケストラのゲストコンサートマスターや室内楽公演に加え、音活アーティストとして全国各地で活動している。また’15 より「トリオ海」 の活動を開始し更なる活動の幅を広げている。
東京藝術大学非常勤講師を ’15年3月まで勤め、現在エリザベト音楽大学准教授。
川岡 光一 Koichi KAWAOKA
(チェロ)
桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て2013年桐朋学園大学チェロ科を卒業。これまでにチェロを故田中美光、森純子、倉田澄子の各氏に師事。
在学中に第8、9回泉の森チェロコンクールにて銅賞、銀賞受賞。ソリストとして呉市文化ホールにてぷちこんせえる、ポーランドシレジアフィルハーモニーオーケストラと各々チェロ協奏曲を演奏。倉田澄子マスタークラス、大分アルゲリッチ音楽祭、小澤征爾音楽塾オーケストラ、イギリスのブリテン諸島音楽祭、チェリスト宮田大氏と紀尾井ホール「未来に翔たく若きチェリストの響演」、サウジアラビアにてJapan Cultural Weekに出演他、国内外で演奏活動を行っている。
現在、ギタリスト上垣内寿光氏とのデュオ『Duo Geiz』(デュオ・ガイツ)、ピアニスト小蔦寛二氏と『Duo Kreta』(デュオ・クレタ)の活動他。
(株)クライスエムイー所属アーティスト。同音楽教室チェロ科、エレキベース科、エレキギター科各講師。
菊本 恭子 Yasuko KIKUMOTO
(ヴァイオリン)
神戸女学院大学音楽学部卒業。ハンナ・ギューリック=スエヒロ記念賞受賞。同大学音楽専攻科修了。その後、イタリア、ドイツなどの音楽祭マスタークラスにて、F.メッツェーナ、O.クリサ、S.ガブリロフ、G.ボッセ各氏の元で研鑽を積む。
全日本毎日学生音楽コンクール入選。’99年大阪府芸術劇場奨励新人賞を受賞し、’00年、’04年いずみホールにてリサイタル開催。これまでソリストとして、ブルガリアトルブーヒン室内オーケストラ、エカテリーナ宮廷室内オーケストラ、モーツァルト室内管弦楽団、京都バッハゾリスデンほか国内外のオーケストラとバッハ、ハイドン、ヴィヴァルディ「四季」、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ショーソン「詩曲」などの協奏曲を共演多数。
これまでNTTプロムナードコンサート、タワープラザアベニューコンサート、親子で楽しむクラシックなど多くのシリーズコンサートの企画、演奏を行う。現在、絵画と音楽のコラボコンサートを毎月企画、開催している他、ソリスト、室内楽、オーケストラなど多方面で活躍。
神戸女学院大学非常勤講師として後進の指導にも力を注いでいる。
高瀬乙慈、東儀祐二、亀田美佐子、田中千香士、稲庭達、辻井淳、V.パラシュケヴォフの各氏に師事。
日本弦楽指導者協会、神戸音楽家協会、枚方演奏家協会、各会員。
木田 雅子 Masako KIDA
(ヴァイオリン)
大阪音楽大学付属高校、大阪音楽大学卒業。同大学院修了。
第29回全日本学生音楽コンクール高等学校の部全国第一位。在学中の1978年にソロデビュー・リサイタルを行い、大好評を博す。
以降、大阪フィルハーモニー交響楽団、テレマン室内弦楽団、アルカディア室内管弦楽団をはじめ多くのオーケストラと共演。
数多くのコンサートに置いて、ソリスト/アンサンブル奏者として活躍。TV・FMなど放送分野でも、多くの番組に出演。
H.シェリング、M.ロストロポーヴィッチ氏の来日時にレッスンを受ける。 F.アーヨ日本公演では、コンサート・ミストレスを務める(ヴィヴァルディ四季)。
海外では、カナダ・アメリカ・ドイツ・オーストリアの他、2005年には万博記念機構の助成事業「オーストラリア・コンサートツアー」で、総督公邸及びセントジョージ大聖堂に於いて好演、大好評を博した。
更に、関西淡路・東日本・熊本の震災復興支援、三宅島救援、あしなが基金、ユニセフ基金、アフリカ難民の子供たち支援のためのチャリティー公演など、社会に関わる音楽活動を積極的に展開中である。2015年4月に初のCDアルバム「朝の歌」を発表、翌2016年に収益を毎日新聞大阪社会事業団に寄付。
2017年ナポリ音楽院の招聘を受けてスカルラッティ・ホールでリサイタルを行い、「Masakoの魂から溢れ出る音楽は、ベスビオ火山のように豊かだ」との好評を得て、翌2018年に再度ナポリから招聘を受け、カプリモンテ離宮で東洋人として初めて演奏、娘・清永あやとのデュオ・コンサートを成功させた。
また、2018年3月には、ベルリン在のピアニスト益子明美氏の尽力により、「対話する音楽家」としてベルリンで3回連続の東日本大震災復興支援チャリティ公演を成功させた。
現在、大阪音楽大学特任教授、全日本学生音楽コンクール審査員、日本弦楽指導者協会の会員として後進の指導にも力を注いでいる。
蔵川 瑠美 Rumi KURAKAWA
(ヴァイオリン)
1986年大阪府大阪市生まれ。東京藝術大学附属音楽高校、同大学卒業。同大学院在学中の2009年、日本センチュリー交響楽団にアシスタントコンサートマスターとして入団。2011年NHK FM放送、名曲リサイタル出演。同年、2012年アフィニス音楽祭に参加。
2014年に広島交響楽団のオーディションに合格し、過去最年少でコンサートマスターに就任した。
公益財団法人アフィニス文化財団による2018年度海外研修員として、2018年9月から(ライプツィッヒ)ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスターのヘンリック・ホッホシルト氏の元で研鑽を積む。
小玉 裕美 Hiromi KODAMA
(ヴァイオリン)
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業。
同大学大学院修士課程音楽研究科修了。
在学中に渡独しドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学修士課程を最高点で修了。
全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門 名古屋大会 第1位
全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門 東京大会 第3位
大阪国際音楽コンクールヴァイオリン部門 第1位 
大阪国際音楽コンクール全楽器部門 グランプリ賞、併せて田崎真珠賞、小松賞受賞。
カザフスタン国際ヴァイオリンコンクールファイナリスト他、多数の受賞歴を持つ。
第51回 JASTA STRING FESTIVALにソリストとして出演。
2005年、2007年共にモーツァルテウム夏季国際音楽アカデミーのアカデミーコンサート生に選抜される。
森下陽子、若林暢、清水高師、ジェラール・プーレ、オレグ・クリサ、原田幸一郎、松原勝也、クシシトフ・ヴェグジン、篠崎史紀の各氏に、室内楽を漆原朝子、有森博、東誠三、ニコラス・リンマー、ゲリット・ツィッターバルド氏の各氏に師事。
これまでにドイツ、イタリア、オランダの国内外の音楽祭やリサイタルシリーズ、コンサートシリーズに出演する他、セントラル愛知交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団とソリストとして共演し、ソリストを務める傍ら、後進の育成にも力を注いでいる。
2020年12月より名古屋フィルハーモニー交響曲楽団ヴァイオリン奏者を務める。
小林 壱成 Issei KOBAYASHI
(ヴァイオリン)
東京藝術大学大学院を修了し、ベルリン芸術大学大学院に在学。
Gyarfas Competition 2019 (ベルリン) 最高位、青山音楽賞新人賞、日本音楽コンクール、松方音楽賞ほか、入賞受賞多数。ロームミュージックファンデーション、明治安田QOL文化財団等奨学生。
ニューヨーク・カーネギーホール、東京・春・音楽祭、ヴァディム・レーピンが監督を務めるトランス=シベリア芸術祭、「MAROワールド」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演し、2019年にはベルリンにてドイツの名匠セバスティアン・ヴァイグレに才能を高く認められ、読売日本交響楽団と共演。
銀座王子ホールのレジデント「ステラ・トリオ」メンバーを務めるほか、各楽団のゲストコンサートマスターとして活躍し、2021年9月より東京交響楽団コンサートマスター。
塩貝 みつる Mitsuru SHIOGAI
(ヴァイオリン)
東京に生まれる。
桐朋女子高等学校音楽科卒業、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ修了。
室谷高広、原田幸一郎、篠崎史紀、堀正文の各氏に師事。
2004年よりハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団、並びにハンブルク国立歌劇場のアソシエイト・コンサートミストレスを12年間歴任。NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、シュトゥッツガルト放送響、バイエルン歌劇場、フランクフルト放送響、ベルリンシュターツカペレ、ゲヴァントハウス管弦楽団などで、アソシエートコンサートマスターとして客演。
ヴィニアフスキー国際ヴァイオリン・コンクール(ポーランド)、パガニーニ国際コンクール(イタリア)、カール・ニールセン国際音楽コンクール(デンマーク)などでディプロマ賞、ファイナリストに選出される。
ソリストとしてもウィーン交響楽団とモーツァルトのコンチェルトをウィーンムジークフェラインで協演したほか、ハンブルクフィル、バルティックシーオーケストラなどとも協演している。また指揮者であるシモーネ・ヤング、アレキサンダー・ソディ、ハンブルク国立歌劇場専属オペラ歌手ガブリエレ・ロスマニトの各氏などとも共演している。2015年元日に、バッハのソナタがNDR、WDR(西部ドイツ放送)、MDR(中部ドイツ放送)、Deutschelandfunk(ドイツ国営ラジオ)で生放送された。ハンブルク、ベルリン、リューベックなどドイツ各地のほか、パリ、ポズナンなどでもリサイタルシリーズに招聘された。
室内楽では、ハンブルクトリオ、KIZUNA Streichquartettを組んでおり、その他管楽器奏者やオペラ歌手などと、毎年のエルプフィルハーモニー・ハンブルクのコンサートシリーズをはじめ、ムジークハレ、ベルリン、ハンブルク、マインツなどドイツ各地でコンサートに出演。
2018年にはベルリン、ハンブルクでトリプルコンチェルトを、またロシア・サンクトペテルブルク・フィルハーモニアのコンサートシリーズ、ゴスラー音楽祭、ウーゼドーム音楽祭、ベルリンのクレッシェンド・フェスティバル、リュブリアナ音楽祭などに招聘された。また新聞などで高い評価をうけ、ZDF(ドイツ国営第二放送)、NDR(北ドイツ放送)に出演している。
NHKAM「すっぴん」、NHKFM「ベストオブクラシック」、NHK「FM リサイタル」に出演。
「BRAHMSIADE」、「SCHUMANNIA」、「Live in St.Petersburg – Mendelssohn Piano Trios」(フォンテック)各CDをリリース。現在は国内に拠点を移し、日本主要オーケストラやドイツ国内のゲストコンサートミストレスや、ソリスト、室内楽奏者として日本と欧州で活躍している。2021年くまもと国際復興音楽祭に篠崎史紀氏と共にソリストとして九州交響楽団と共演。
震災後より「こども楽器プロジェクト」を主宰し、支援活動も行なっている。
白井 篤 Atsushi SHIRAI
(ヴァイオリン)
国立音楽大学付属音楽高校を経て、桐朋学園大学卒業。
1999年、NHK交響楽団に入団。
2003年、アフィニス文化財団海外研修員としてウィーンへ留学、アレクサンダー・アレンコフ氏に師事。2004年、ウィーンにて初リサイタル開催。
帰国後はN響での演奏を中心にしつつ、ソロや室内楽でも積極的に活動している。
横浜市イギリス館にてトーク付きのサロン・コンサートシリーズ「旅するヴァイオリン」を毎月開催。横浜市開港記会館と横浜みなとみらいホールを拠点に活動するNPO法人「ハマのJACK」では、演奏会を年4公演のほか、子供たちを対象としたワークショップも開催している。
N響メンバーによる弦楽四重奏団「クァルテット・リゾナンツァ」では、銀座ヤマハホールにおいてベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏シリーズを開催。
また、銀座王子ホールにて毎年リサイタルを開催、意欲的なプログラミングで好評を博している。ヴァイオリンを名取美保、守岡輝、日高毅、篠崎功子、アレクサンダー・アレンコフの各氏に師事。現在、クァルテット・リゾナンツァ 1st violin、室内オーケストラ「ARCUS」メンバー、NPO法人「ハマのJACK」副理事。国立音楽大学および付属中学・高校非常勤講師。NHK交響楽団2ndヴァイオリン・次席奏者。
須山 暢大 Nobuhiro SUYAMA
(ヴァイオリン)
都立芸術高校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。
第1回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第2位。NPO法人イエローエンジェルより2年間1831年G・F・プレッセンダ製作(E・X・シュルツ)を貸与される。シオン・ヴァレ国際ヴァイオリンコンクール入賞。NAGANO国際音楽祭でのコンクール第1位。ヴァイオリンをグリゴリー・フェイギン、石川静、ジェラール・プーレ、山口裕之、シュミュエル・アシュケナージ各氏に師事。
ソリストとしてセントラル愛知交響楽団、藝大フィルハーモニア、東京室内管弦楽団、Shlomo・Mintz指揮 Orchestre Dohnanyi Budafok、Spirit of Europe等と共演。これまでに、サイトウキネンオーケストラ、紀尾井シンフォニエッタ、赤穂国際音楽祭プレコンサート、姫路国際音楽祭プレコンサート等多数出演。エピス・クァルテットとしてベートーヴェン弦楽四重奏曲後期作品シリーズを毎年開催。ソロ・ヴァイオリン、コンサートマスターを務めたCD「CHAMBER MUSIC PLAYERS OF TOKYO in 紀尾井ホール」がレコード芸術の特選盤に選ばれる(オクタヴィア・レコードより好評発売中)
日本各地の主要オーケストラにコンサートマスターとして客演した後、2018年大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任。
戸田 弥生 Yayoi TODA
(ヴァイオリン)
1993年エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝以来、日本を代表するヴァイオリニストの一人として、圧倒的な集中力による情熱的な演奏で聴く者を魅了している。
 日本各地のオーケストラはもとより、モスクワ・フィル、ロンドン・フィル、ドイツ・カンマー・フィル、また小澤征爾、フルネ、ベルティーニ、アルゲリッチ、アファナシエフらとも共演している。
94年、第4回出光音楽賞を受賞。97年にニューヨーク・デビュー。2010年にはピアノのヴァレリー・アファナシェフとのデュオを東京および福井で行う。デビュー20周年を迎えた2013年には東京、大阪、神戸、福井にて、協奏曲、デュオ、無伴奏等多くの舞台で大好評を博した。
CDはJ.S.バッハ、20世紀の無伴奏作品集、エル=バシャとの「フランク&シューマン:ヴァイオリン・ソナタ」などリリース。
 現在フェリス女学院大学音楽学部演奏学科教授、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。
オフィシャルHP:https://yayoi-toda.com
長谷川 夕子 Yuko HASEGAWA
(ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室広島分室において、故・斉藤秀雄、前橋汀子、小栗まち絵の各氏に師事する。相愛大学音楽部を経て広島交響楽団に入団。オーケストラ活動の他、室内楽、ソロ等、多方面での活動をする。
日比 浩一 Kouichi HIBI
(ヴァイオリン)
京都市立芸術大学音楽学部卒業、同時に音楽学部賞を受賞。
その後、神戸室内合奏団(現・神戸市室内合奏団)ソロヴァイオリン奏者、 関西フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを経て、現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター。
これまでに神戸室内合奏団、テレマン室内管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団と協演したのをはじめ、京都・大阪・神戸でリサイタルを開催、NHK-FMにも出演した。
また、京都フィルハーモニー室内合奏団客員コンサートマスター、 井上まゆみピアノトリオ(第37回藤堂音楽賞受賞)、アンサンブル・ベガのメンバーとしてなど幅広い演奏活動を行っている。
第32回全国学生音楽コンクール西日本大会第2位。
ヴァイオリンを江口邦子、(故)篠原虎一、岩淵龍太郎の各氏に、室内楽を梅原ひまり、岸邉百百雄の各氏に師事。
名古屋芸術大学教授、大阪音楽大学特任教授、大阪樟蔭女子大学客員教授。
(社)日本演奏連盟、宝塚演奏家連盟会員。
安野 英之 Hideyuki YASUNO
(チェロ)
京都市立芸術大学音楽学部卒業後、同大学大学院修士課程修了。チェロを岩谷雄太郎、上村昇の両氏に師事。指揮法を斉田好男に師事。 現在、天理シティーオーケストラ常任指揮者、天理教音楽研究会講師、奈良県立高円高校音楽科非常勤講師、天理市音楽芸術協会理事。
これまでに天理シティーオーケストラ、天理教音楽研究会オーケストラ・合唱団、高円高校音楽科オーケストラ・合唱団、奈良オーケストラフェスティバルでの合同オーケストラ等を指揮。第32回国民文化祭なら(2017年)での合同オーケストラでは指揮を担当し、その模様はNHKで全国放送された。天理市主催「大人のためのおもしろ音楽講座」の講師を務めるなど、市民に音楽を広める活動にも力を入れている。2011年11月、天理シティーオーケストラにおける長年の功績が認められ、天理市より教育表彰された。天理市指柳町出身。

【声楽】

《声楽審査委員長》
浜田 理恵 Rie HAMADA
(ソプラノ)
東京藝術大学卒業、同大学院修了。
フランス政府給費生としてパリに留学。
フランス国立バスティーユ歌劇場、リヨン歌劇場、トゥールーズキャピトル歌劇場をはじめとする各地でボエームのミミ役、蝶々夫人のタイトルロール、カルメンのミカエラ役などで長年にわたって活躍、またパリ管弦楽団をはじめとするオーケストラとの共演も多く、また現代音楽のソリストとしてもザルツブルク音楽祭などでキャリアを積んだ。
2019年から2021年まで東京藝術大学准教授。お茶の水女子大非常勤講師
2018年より静岡国際オペラコンクール審査員を務める。
荒田祐子 Yuko ARATA
(メゾ・ソプラノ)
神戸女学院大学音楽学部卒業、研究生修了。岡田晴美氏に師事。同大学新人演奏会、読売新聞新人演奏会に出演。
卒業と同時に1980年関西歌劇団公演、朝比奈隆指揮「アイーダ」のアムネリス役でオペラデビュー。
その後「カルメン」「蝶々夫人」「リゴレット」「運命の力」「イル トロバトーレ」「仮面舞踏会」「ファウスト」「エディプス王」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「修道女アンジェリカ」「アドリアーナ・ルクブルール」「エウゲニ・オネーギン」「魔笛」など数々のオペラに出演し、常に重要な役割を果たし高い評価を得ている。
2008年9月、愛知県芸術劇場にて「ファルスタッフ」のクイックリー役を好演。ザ・カレッジ・オペラハウス公演「カルメン」「火刑台上のジャンヌダルク」を好演。また「1万人の第九」のソリストをはじめヘンデル「メサイア」ヴェルディ「レクイエム」モーツァルト「レクイエム」バッハ「マタイ受難曲」ベートーヴェン「ミサソレニムス」ブルックナー「テ・デウム」などオラトリオのソリストとしても活躍。
1983年文化庁芸術家在外派遣研究員として渡伊、ジュリエッタ・シミオナート氏のもとで3年間研鑽。ポーランドでの「蝶々夫人」のスズキ役をはじめ、ヨーロッパ各地での演奏会、テレビ、ラジオに出演。関西歌劇団50周年記念公演「アイーダ」のアムネリス役を演じ、多くの聴衆に感動を与え絶賛される。中国上海市に招待され芸術祭に参加。
兵庫県芸術奨励賞、神戸市文化奨励賞、第17回なにわ芸術祭新人賞、大阪文化祭奨励賞、音楽クリティック・クラブ新人賞、神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、ノヴァーラ及びカリアリ国際声楽コンクール第1位、アードリア国際声楽コンクール5位、パルマ国際声楽コンクール、エンナ国際声楽コンクール入選。
ブイヨン公爵夫人役で出演した関西歌劇団公演 「アドリアーナ ルクブルール」、クイックリー役で出演したカレッジオペラハウス公演 「ファルスタッフ」が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
2011年ザ・カレッジオペラハウス館長としてプロデュースしたブリテン作曲オペラ「ねじの回転」が文化庁芸術祭大賞、2013年ブリテン作曲オペラ「ピーター・グライムス」が三菱UFJ信託音楽賞受賞。2015年第53回大阪国際フェスティバル、ロッシーニ作曲オペラ「ランスへの旅」で公演監督。
現在、関西歌劇団理事 、日本シューベルト協会会員。兵庫県音楽活動推進会議所属。
大阪音楽大学教授、神戸山手女子高等学校音楽科講師。
老田 裕子 Yuko OITA
(ソプラノ)
神戸市出身、大阪音楽大学大学院歌曲研究室修了。
透明感のあるあたたかい声を活かし、オペラでは「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「フィガロの結婚」「コシ・ファン・トゥッテ」「椿姫」「清教徒」「夕鶴」「ロデリンダ」「カーリューリバー」などの主要な役を演唱し好評を博す。また宗教曲のソリストとして多数活躍している。
2003年ドイツ・ミュンヘンにてH.ドイチュ氏にドイツリートを師事。第12回ABC新人コンサート、NHK-FM名曲リサイタルに出演。第73回日本音楽コンクール歌曲部門入選、飯塚音楽新人コンクール第1位、第7回大阪国際コンクールデュオ部門第1位、大阪府知事賞、宇野收賞、第16回摂津音楽祭銀賞、第9回松方ホール音楽賞大賞。
リサイタルの成果により平成17年度クリティッククラブ奨励賞、平成19年度神戸市文化奨励賞、第33回神戸・灘ライオンズクラブ音楽賞、平成22年度兵庫県芸術文化奨励賞を受賞。
マーラー作曲「子供の不思議な角笛」全曲演奏に対して平成24年度文化庁芸術祭音楽部門新人賞を受賞する。
第53回大阪国際フェスティバル2015ではゼッダ指揮「ランスへの旅」ではコリンナ役を演唱し、その美声と自由な技巧を評価された。
現在、同志社女子大学、武庫川女子大学、大阪音楽大学、神戸山手女子高等学校非常勤講師。関西二期会、神戸音楽家協会、神戸波の会、日本ドイツリート協会、兵庫県音楽活動推進会議各会員。
大山 大輔 Daisuke OYAMA
(バリトン)
東京藝術大学首席卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。学部卒業時に松田トシ賞、アカンサス音楽賞、同声会新人賞を受賞。
兵庫県立芸術文化センター主催・佐渡オペラ《メリー・ウィドウ》ダニロ役にて鮮烈なデビューを飾って以降、多くのオペラで活躍。
特に“井上道義×野田秀樹”による《フィガロの結婚》フィガ郎や、手塚治虫原作・宮川彬良作曲歌劇《ブラック・ジャック》タイトルロール、異彩を放つシアターピース、バーンスタイン《ミサ》でのセレブラント等、独自性の強い作品での主役として圧倒的な存在感を示している。コンサートソリストとしての出演はもちろんの事、演劇作品にも多数出演。
(今プロフィール執筆の2022年3月現在、松本市民芸術館《キング・リア》に俳優として出演中)
劇団四季ミュージカル《オペラ座の怪人》では第10代目のファントムを務めるなどジャンルを越えた幅広い活躍を見せる等、その多彩な経験と独自の表現力から、台本執筆、MC・ナレーション、歌唱・演技指導にも定評がある。
来年、日越国交50周年を記念して作られる新作オペラ《アニオー姫》では原作戯曲執筆と演出を務める。(初演予定:2023年9月ベトナムハノイオペラハウス)
また《大山大輔の百人組手》や《実践!オペラ道場》を主催し、新たな事業創出や後進の育成にも積極的に取り組んでいる。
カクシンハン・スタジオ(演劇研修所)講師。洗足学園音楽大学ミュージカルコース・声楽コース講師。
上江 隼人 Hayato KAMIE
(バリトン)
東京芸術大学大学院首席修了。
11年ヴェルディ音楽祭におて『トロヴァトーレ』で伯爵をブッセート劇場にてイタリアデビュー、15年同音楽祭にて「リゴレット」表題役に日本人バリトンで初めて大抜擢され話題を呼んだ。国内では二期会『ナブッコ』『リゴレット』『ドン・カルロ』『パリアッチ』『トロヴァトーレ』『三部作』藤原『椿姫』『ボエーム』『ジャンニスキッキ』『リゴレット』日生劇場『セビリアの理髪師』新国立劇場劇場『アイーダ』『チェネレントラ』、札幌芸術劇場『アイーダ』などにプリモバリトンで出演、好評を博す。
海外では、パルマ王立歌劇場、シチリアのカターニアのマッシモ・ベッリーニ劇場、同劇場の上海ツアー等にも参加した。NHKニューイヤーオペラ・コンサートにも出演。
五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
令和二年度文化庁芸術祭新人賞受賞。
CD アルバム「ヴェルディアーノ」絶讃発売中。
藤原歌劇団団員
折河 宏治 Hiroharu ORIKAWA
(バリトン)
国立音楽大学卒業。 同大学大学院修了。第14回日本モーツァルト音楽コンクール第3位。ウィーンで研鑽を積む。
藤原歌劇団公演《イル・カンピエッロ》にアストルフィとして出演、藤原歌劇団デビューを果たす。 続いて、アラン・ギンガル指揮《蝶々夫人》、アルベルト・ゼッダ指揮《セヴィリアの理髪師》に出演。また日生劇場公演ではこれまでに十束尚宏指揮《ジャンニ・スキッキ》(公証人)、広上淳一指揮《利口な女狐の物語》:佐川吉男音楽賞受賞作品(ハラシュタ)、上岡敏之指揮《魔笛》(パパゲーノ)、広上淳一指揮《フィガロの結婚》(フィガロ)に出演。
2011年度エリザベト音楽大学着任後は、西日本に拠点を移してオペラやコンサートなどで精力的に活動中。ひろしまオペラルネッサンス公演では、《遣唐使》、《カルメン》、《リアの物語》、《フィガロの結婚》、《ジャンニ・スキッキ》、《班女》、《ドン・ジョヴァンニ》に出演。2015年8月には、マツダスタジアムでの広島東洋カープ主催試合において国歌を斉唱。2015年及び2020年に広島サンプラザホールで開催の「サタケ第九ひろしま」のソリストを務める。第37回県民文化奨励賞受賞。エリザベト音楽大学准教授。
河口 愛幸 Megumi KAWAGUCHI
(ソプラノ)
国立音楽大学声楽学科で学び「愛と平和」をテーマに活動開始
国際的に活躍の場を持ち、オペラ公演では、主役ソプラノとして活躍
2010年 国際芸術協会演奏家オーディション合格
同年 第45回 全日本クラシック音楽コンクールにて奨励賞受賞
同年 渡欧 東欧屈指のブルガリア国立ソフィアフィルハーモニー管弦楽団と共演しディプロマを授与され帰国
2011年 渡欧 第40回 ソフィア・ミュージック・ウィークス国際音楽祭「ニューイヤー・ガラ・コンサート」で高評を博す
2007年に「MEGUMIカンタービレ」2008年に「Fiore」をリリース
現在 岡山演奏家協会会員、日本イタリア協会会員、東京国際芸術協会会員、国際芸術連盟会員
小濱 妙美 Taemi KOHAMA
(ソプラノ)
東京藝術大学卒業、同大学院修了。
中村義春、畑中良輔、小野光子各氏に師事。エリーザベト・シュヴァルツコプフ女史に才能を認められ、1984年よりスイス政府給費生として彼女のもとで学ぶ。
1992年文化庁派遣によりミラノでアントニオ・トニーニ氏(指揮者、マリア・カラスやレナータ・テバルディのコーチ)に師事。1993年ドイツのニーダーザクセン州立ブラウンシュヴァイク劇場と専属契約を交し「タンホイザー」エリーザベト役でヨーロッパデビュー、『劇場始まって以来の大物歌手誕生』と絶賛される。
日本では1990年藤原歌劇団「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ役でオペラデビューし、「蝶々夫人」「ノルマ」「カルメン」「トスカ」「椿姫」等に出演。1992年「ノルマ」では急遽代役を務め(3日間で!)見事大役ノルマを歌い万雷の喝采を浴び『新しいDIVA誕生』と世界に発信された。
またサントリーホールに於いても「オテロ」「トロヴァトーレ」代役を務めたことでグスタフ・クーン(マエストロ)やレナート・ブルゾンより絶対的信頼を得て「ガラ・コンサート」「マクベス」「レクイエム」「ナブッコ」等に出演。
1997年新国立劇場開場記念オペラ「ローエングリン」エルザ役で絶賛され、「エウゲニ・オネーギン」「ドン・ジョヴァンニ」「光」「蝶々夫人」「トスカ」等にも出演。
2000年よりびわ湖ホールオペラ「ジャンヌ・ダルク」「エルナーニ」「シチリアの夕べの祈り」「十字軍のロンバルディア人」「スティッフェーリオ」等ヴェルディ日本初演の大役(若杉弘マエストロ)を果たす。ここでも「ジャンヌ・ダルク」を急の代役(10日間)で完璧に歌い演じた(NHK-BS)。
2004年メキシコで「蝶々夫人」「ルチア」を世界的テノールのフランシスコ・アライサと共演。2005年NHKニューイヤー・オペラコンサートに出演。2006年カーネギーホールリサイタルで会場総立ちの大喝采を浴びる。
2009年新国立劇場にて「修禅寺物語」(坂田藤十郎演出)かつら役で歌舞伎とのコラボ新境地を開拓し、大成功をおさめる。秋には新国立劇場尼崎公演「蝶々夫人」タイトルロール出演。
2010年瀬戸内国際芸術祭「この海を越えて~蝶々さん」ではオペラと文楽コラボ(世界初演)を実現させ、直島の浜辺にセットされた和舟を舞台に見事に歌い演じきった。また、「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ役で藤沢オペラデビューし、大絶賛を浴びる。
パヴァロッティコンクール、チャイコフスキーコンクール、村松賞、ジローオペラ賞、ロシア歌曲賞はじめ多数受賞。日本音楽コンクールや、全日本学生音楽コンクール、東京国際声楽コンクールなどの審査員も務める。
CD『Eternity~永遠~』、『題名のない音楽会』NHKテレビやFMラジオ出演など多方面にわたり、活躍中。
2008年より香川名誉大使。2011年12月9日には京都での初リサイタル、2012年5月には初オペラ「月の影〜源氏物語〜」藤壷役で大絶賛を博す。2012年11月国民文化祭(徳島県三好市)、12月デュルフレ作曲「レクイエム」ソリスト等コンサートでも活躍。
2013年7月、ヴェルディイヤーにちなんだサントリーホールでのコンサートで再び大絶賛を博す。9月には、石山寺本堂(国宝)にて「月の影〜源氏物語」六条御息所役で出演。
2013年11月大友直人指揮、千住明作曲「万葉集」大伯皇女で大成功をおさめる。2015年3月、世界が注目する日本オペラ「藤戸」のおんな役を歌い演じ、大成功に導いた。2016年6月19日には「オペラティックガラ・コンサート」にて「カルメン」タイトルロールを歌い演じ、聴衆を魅了した。
2017年11月19日には、育樹祭において「君が代」(国歌斉唱)を披露した。2018年6月19日には京都コンサートホール(ムラタ)にてリサイタル、大きな話題を呼んだ。2019年5月にはウラジオストクに招かれ大成功をおさめた。
現在、京都市立芸術大学教授。藤原歌劇団団員。
小林 史子 Fumiko KOBAYASHI
(ソプラノ)
三重県出身。松坂女子高校音楽科卒業。愛知県立芸術大学声楽科卒業、桑原賞(県知事賞)受賞。同大学院修了。津南R.C.推薦により、国際ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学。G.ヴェルディ音楽院(ミラノ)卒業。フランス音楽コンクール第1位、F.P.Neglia国際コンクール第3位ヴィオッティ国際コンクール入選。
1983年の初リサイタル以降、ラ・ボエームをはじめ、椿姫、蝶々夫人、などのイタリアオペラや、フィガロの結婚、コシ・ファン・トゥッテ、ドン・ジョヴァンニなど、モーツァルトのオペラ、また、ベートーヴェン「第九」や、バッハの受難曲を始め、宗教曲のソロなどの演奏活動を続けながら、自身のテーマであるルネサンスから現代までの広範囲にわたる作品の研究を続けている。リサイタルでは様々な企画を取り上げ、好評を得ている。
近年では古楽器による演奏会、近代歌曲、ドイツリートによるコンサート、また、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、バルトーク、リゲティの作品を取り上げるなど、レパートリーを広げ、意欲的に活動している。
2001NHK名古屋ニューイヤーコンサート「ヴェルディ特集(没後100年)」に出演 。
2015年3月には、東京・春・音楽祭、東京オペラの森2015、ディスカバリーシリーズvol.2「ヤナーチェク内緒の手紙」に出演。好評を得た。
リサイタルでは、2003年第10回小林史子ソプラノリサイタルが、ザ・コンサートのチケットホールアンコールに選ばれる。
2008第リサイタル(プッチーニ生誕150周年 オールプッチーにプログラム)は、名古屋ペンクラブ賞を受賞。
2017年リサイタル「ヨーロッパの東の風vl.2」は、名古屋市民芸術祭特別賞を受賞した。
セシルレコードより、CD「トスカーナの雨」を発売中
現在、名古屋音楽大学特任教授、金城学院大学、三重大学非常勤講師。名古屋市民コーラスヴォイストレーナー、NHK文化センター講師。
ABCアカデミー主催
小林 良子 Yoshiko KOBAYASHI
(ソプラノ)
エリザベト音楽大学声楽学科卒業、同大学大学院修士課程修了。在学中にクリスマスチャリティーコンサート、卒業演奏会、大学院新人演奏会にソリストとして出演。
2006年ロータリー財団国際親善奨学生としてウィーンへ留学、プライナー音楽院リート・オラトリオ科にてDiplom取得。2009年ウィーン国立音楽大学研究課程リート・オラトリオ科修了。声楽を小野村和弘、品川喜久子、故白石敬子、アデーレ・ハースの各氏に、歌曲解釈をワルター・モーア氏に師事。
第10回大阪国際音楽コンクール歌曲-U部門第一位、グランドファイナルにおいてグランプリ受賞。第八回藤沢オペラコンクール入選。日墺文化協会フレッシュコンサート2010年度において最優秀賞受賞。第156回日演連推薦新人演奏会にて広島交響楽団と共演。
現在、広島を中心にリサイタル、オペラ、コンサートへの出演の他、様々な演奏家との共演など、県内外で精力的な演奏活動を展開している。
オペラではひろしまオペラルネッサンス公演「魔笛」夜の女王・パミーナ、「フィガロの結婚」スザンナ、「修道女アンジェリカ」ジェノヴィエッファ、「イドメネオ」イリア、広島シティーオペラ公演「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「カルメン」フラスキータなどに出演。
また、ベートーヴェン「第九」やバッハ「ロ短調ミサ」、モーツァルト「戴冠ミサ」、「大ミサ曲ハ短調」、メンデルスゾーン「エリア」など宗教曲のソリストも務める。エリザベト音楽大学専任講師。
斉藤 言子 Kotoko SAITO
(ソプラノ)
昭和52年に神戸女学院大学音楽学部声楽科を卒業、翌53年同研究生を修了。
若くして才能を開花させ、昭和53年には、日本イタリア協会主催の第9回イタリア声楽コンコルソにおいて優勝しミラノ大賞を受賞。イタリアミラノヴェルディ音楽院への留学資格を手にする。同年に、マリオ・デル・モナコ国際オペラ歌手コンクールに最年少で参加し、第4位に入賞しマリオ・デル・モナコ賞を受賞する。その模様は全ヨーロッパに放映された。
以後、ヨーロッパの国際声楽コンクールで多数受賞。また、日伊米などで「蝶々夫人」、「椿姫」、「フィガロの結婚」、「ノルマ」、「トスカ」、「天守物語」など数多くのオペラ公演で主演を務めるほか、リサイタルの開催やオーケストラとの協演、メディア出演などで活躍。声、演技共磨きぬかれたテクニックと表現力、格調高いステージとの好評を得ながら幅広い演奏活動を展開している。
後進の指導・育成にも力を注ぎ、平成27年から二期にわたり神戸女学院大学学長を務めるかたわら、関西二期会の副理事長や、声楽コンクール「日伊声楽コンコルソ」の審査員をはじめとする各種の声楽コンクールの審査員を務め、優れた人材を輩出している。近年は毎年、イタリア・ペルージャ音楽祭に特別講師として招聘され、演奏・指導を行っている。
大阪国際音楽コンクール最優秀指導者賞、兵庫県文化功労者(学術教育功労)受賞、和歌山市・和歌県文化功労賞、文化賞受賞。
現在、神戸女学院大学名誉教授・前学長、関西二期会副理事長、神戸大学経営協議会理事。
清水 徹太郎 Tetsutaro SHIMIZU
(テノール)
京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。
第33回飯塚音楽コンクール第1位、第82回日本音楽コンクール入選他多数上位入賞。文部科学大臣賞、平成29年度坂井時忠音楽賞、平成30年兵庫県芸術奨励賞他多数受賞。京
都市交響楽団、名古屋フィル、新日本フィル、札幌交響楽団、東京フィル、群馬交響楽団、大阪フィル、関西フィル管弦楽団等国内主要オーケストラをはじめ、モスクワ放送交響楽団、ザクセン声楽アンサンブル等海外の交響楽団とも多数共演。
室内楽・宗教曲では「第九」「天地創造」「千人交響曲」「メサイア」「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマスオラトリオ」等多数のテノールソロを務める。オペラでは「カルメン」「ボエーム」「魔笛」「ファルスタッフ」「夕鶴」「オテロ」「サロメ」等多数出演。
2017年びわ湖ホール「ラインの黄金」のローゲ役、2018年NHK音楽祭「エフゲニー・オネーギン」トリケ役を好演。2019年NHKーFMリサイタルパッシオに出演。PMF音楽祭プレミアムコンサートへ急遽代役出演し、マーラー千人の交響曲ソリストにおいてその存在感をゆるぎないものとした。
兵庫県音楽活動推進会議委員。びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー、≪びわ湖ホール四大テノール≫メンバーとして活動中。京都市立芸術大学、大阪音楽大学、滋賀大学、各講師として後進の指導にもあたっている。
田中 純子 Junko TANAKA
(ソプラノ)
洗足学園音楽大学卒業、同専攻科修了、同マスタークラス修了。
洗足学園より給費を受け渡独、シュトゥットガルト国立音楽大学大学院声楽科及びリート科修了。在独中教会等のソリストとして活動する。
帰国後、カーネギーホール、東京文化会館小ホール、王子ホールなどで定期的にリサイタルを開催するほか、多くのコンサート、オペラに出演。多数のコンクールの審査員も務める。
洗足学園音楽大学名誉教授。横浜シティオペラ副理事長 日本チェコ音楽協会理事 日本オペラ協会会員、日本演奏連盟会員。
谷 浩一郎 Koichiro TANI
(テノール)
ドイツ国立マンハイム音楽大学卒業。在学時、マンハイム国立歌劇場“ナクソス島のアリアドネ”でソリストとして出演。ハイデルベルク市立歌劇場にて“ウィンザーの陽気な女房たち”のフェントン役で出演。オペラのみならず数々のバッハ・カンタータや教会音楽でもソロを務める。バッハの“クリスマスオラトリオ”の福音史家は地元紙に「日本人テノール谷浩一郎は聴衆の外国人福音史家のドイツ語の発音に対する全ての疑念を払拭し、彼の輝かしい響きをもってその役を歌いあげた。」と称賛を浴びる。
日本では、関西歌劇団公演“愛の妙薬”ネモリーノ役でデビュー。オーケストラアンサンブル金沢と『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド役、大阪音楽大学主催サマーオペラ“魔笛”のタミーノ役に出演。
全国高等学校ラグビーフットボール大会開会式(2011年~)、東大阪市市制45周年記念式典(2011年)で国歌を独唱。
2012年、カナダ・モントリオールに若き歌の親善大使として招聘され、演奏会に出演。
2013年10月にザ・カレッジ・オペラハウスにて公演した(ホラス・アダムス役で出演)20世紀オペラブリテン「ピーター・グライムズ」が「第22回三菱UFJ信託音楽賞」を受賞。
2014年日伊共同制作ボローニャ歌劇場公演『蝶々夫人』にソリストとして出演。
堺シティオペラ『黄金の国』加納源之助役で出演。この公演は第13回佐川吉男音楽賞、2014年度音楽クリティッククラブ賞を受賞。また同団体主催『カルメン』でドン・ホセ役を演じる。この公演は平成27年度大阪文化祭賞奨励賞を受賞。関西歌劇団第98回定期公演『皇帝ティートの慈悲』(タイトルロールで出演)は平成28年度大阪文化祭賞奨励賞を受賞。
兵庫県立芸術文化センターワンコインコンサートに出演(2000席が発売開始日に即日完売)、2017年年間No.1アーティストに選出される。その結果を受けて2019年に同センター小ホールにてアンコール・リサイタル『冬の旅』が開催された。この公演も400席が即日完売し、人気の高さを証明した。
毎日放送の番組「ENT」で「間違いなく関西歌劇界を担う逸材」と紹介される。サントリー1万人の第九指導者。大阪音楽大学演奏員。関西歌劇団理事。音楽創作工房ムジカヴィーヴァ、関西歌劇団オペラ教室、神戸市民文化振興財団、同志社女子大学各講師。2020年Youtubeチャンネル【谷浩一郎の好き放題チャンネル】を開設。ジャンルを問わず様々な曲を歌っている。
永井 和子 Kazuko NAGAI
(メゾ・ソプラノ)
国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。
二期会オペラスタジオ研究生修了。(最優秀賞、並びに第1回「川崎静子賞」受賞)。
文化庁オペラ研修所修了。
文部科学省在外派遣研究員としてジュネーブにて研鑽。
故 中山悌一、伊藤京子、小松道子の諸氏に師事。
第19回民音コンクール第1位。
第1回グローバル「東敦子賞」、第15回ジロー・オペラ賞、第2回村松賞等受賞。
「フィガロの結婚」ケルビーノ、「チェネレントラ」タイトルロール、「セビリアの理髪師」ロジーナ、「カルメン」タイトルロール、「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル等歌う中、故 ジュゼッペ・シノーポリに見出され「蝶々夫人」スズキ役に抜擢され、ヨーロッパデビュー。以来、スズキ役は持ち役として評価が高く、国内外での舞台に於いて熱狂的な成功をおさめている。以後「鹿鳴館」草乃、「マリアストゥアルダ」エリザベッタ、「竹取物語」媼、など日本作品も含め広く活躍。
また戦後70年に当たる2015年、「夢を奪われた音楽学徒の作品演奏会」(東京藝術大学奏楽堂)に於いて村野弘二作曲未完のオペラ《白狐》こるは役のアリアに命を吹き込んだ。幻のオペラが現実の音色となった事は各方面で話題となり、メディアにも大きく取り上げられた。
一方、コンサート歌手としての存在も大きく、特筆すべきは團伊玖磨最後の歌曲作品となった「マレー乙女の歌へる」(全31曲)の初演である。この初演を見届けて急逝した團伊玖磨の追悼演奏会の上演(2002年)がCDとなる。これに対し2011年音楽之友社主催「レコード・アカデミー賞」(声楽部門)を受賞。近年特に日本歌曲に造詣を深めている。
東京藝術大学教授。常葉大学短期大学部客員教授。新国立劇場オペラ研修所長。二期会会員。日本演奏連盟会員。
二宮 咲子 Sakiko NINOMIYA
(ソプラノ)
国立音楽大学声楽科卒業。
第10回日本クラシック音楽コンクール審査員特別賞受賞。
第2回長久手オペラ声楽コンクール特別賞受賞。
第36回イタリア声楽コンコルソ、ファイナリスタ。
「蝶々夫人」蝶々さん役でオペラデビュー。その後、「魔笛」「椿姫」「ラ・ボエーム」「カルメン」等に出演。
また、モーツァルト、ブラームス、フォーレの「レクイエム」他、モーツァルト「戴冠ミサ」、ベートーヴェン「第九」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等、ソリストとして出演。
イタリア、トッレ・デル・ラーゴ・プッチーニで行われた、第57回プッチーニ・フェスティバル「蝶々夫人」公演にて蝶々さん役を演じ、NHK BSなどで放送。
NHK FM「リサイタル・ノヴァ」出演。
現在、同朋高等学校音楽科非常勤講師。
平成23年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞。
甚目 裕夫 Hiroo HADAME
(プロデューサー)
国立音楽大学、同大学院修了、名古屋市在住。
プロデューサーとしてイタリアを中心とする往年の著名なオペラ歌手とピアニストとして共演を元に、国際的な視点で、独創的なオペラ企画、コンサートプロデュースを行う。
2005愛知万博イタリア館音楽プロデュース、サンマルコ楽団を編成監督、「憧れのベニス」発売。
オペラでは豊田市コンサートホールを中心に、「蝶々夫人」「トスカ」「Verdi vs Wagner」イタリアのMusica Riva Festivalの協力を得て、「椿姫」「愛の妙薬」「ラ・ボエーム」「オペラコミック」、「カンツォーネナポレターナ」「アイリッシュの夕べ」等を企画、演奏、監督。その活動範囲は能楽堂、神社仏閣、農村舞台に渡り、文化の定点観測をテーマとする。
現在は作詞家荒木とよひさ氏と共同で全国各地の日本人歌手の為の新しい世界を創出中。
指導者としては毎年イタリアで開かれる、名門 ザンドナイ国際オペラコンクール審査員をはじめ、韓国中国へも幾度も招待されマスタークラスやコンクール審査に携わる。
40ヶ国の歌手達に触れ、若い歌手やコレペティトゥアを世界の歌劇場へ指揮者の協力も得て輩出。
近年国内各地でマスタークラス開催し発声、ディクション、コレペティトゥアを指導し確実な成果を上げる。
国立大学法人名古屋工業大学実務型教員。
英語プレゼンテーションや、感情経験に頼らない、理系的発想の音楽イベントを担当。
名古屋外国語大学では音楽と言語を、Super Sience Highschoolにて グローバルリーダー養成講演も定期的に行う。
早稲田大学国際教養学部非常勤講師として、Opera: History and its development /Practical course and workshop を担当。
晴 雅彦 Masahiko HARE
(バリトン)
大阪音楽大学音楽学部声楽学科声楽専攻卒業。
文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツ・ベルリンに留学。
ドイツ・ケムニッツ市立劇場「魔笛」パパゲーノでヨーロッパ・デビュー後、同劇場「ヘンゼルとグレーテル」魔女、「ウィンザーの陽気な女房たち」Dr.カイウス、ドイツ・ザクセン州立劇場「蝶々夫人」ゴロー、ドイツ・ラインスベルク音楽祭「ヴァルダー」ドルモンス・ゾーン及びガラ・コンサート、スウェーデン・ヴァドステーナ音楽祭「ヴァルダー」ドルモンス・ゾーン等で出演。
国内では、新国立劇場「運命の力」フラ・メリトーネ、「トスカ」堂守、「ルル」猛獣遣い、「ばらの騎士」公証人、「ホフマン物語」スパランツァー二、「フィガロの結婚」アントニオ、「ラ・ボエーム」アルチンドロ、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ハンス・シュヴァルツ、「魔笛」モノスタトス、「夜叉ヶ池」弥太兵衛、蟹五郎をはじめ、東京芸術劇場「イリス」キョート、「蝶々夫人」ゴロー、「カルメン」ダンカイロ、「メリー・ウィドウ」サンブリオッシュ、神奈川県民ホール「トゥーランドット」ピン、「ラ・ボエーム」アルチンドロ、横浜みなとみらいホール「蝶々夫人」ゴロー、「竹取物語」大伴御行、日生劇場「ジャンニ・スキッキ」スピネロッチョ、兵庫県立芸術文化センター「魔笛」パパゲーノ、「蝶々夫人」ゴロー、「ヘンゼルとグレーテル」ペーター、「メリー・ウィドウ」サンブリオッシュ、「こうもり」ブリント、「夕鶴」運ず、「フィガロの結婚」アントニオ、「セヴィリアの理髪師」フィオレッロ、アンブロージォ、「人魚姫」王子、魔女他、「藤戸」佐々木盛綱、びわ湖ホール「トゥーランドット」ピン、「フィガロの結婚」伯爵、「死の都」フリッツ、「ラ・ボエーム」アルチンドロ、「リゴレット」マルッロ、「ジプシー男爵」シュパン、「竹取物語」大伴御行、愛知県芸術劇場「蝶々夫人」ゴロー、「ホフマン物語」スパランツァーニ、まつもと市民芸術館「こうもり」フロッシュ、神戸文化ホール「フィガロの結婚」伯爵、「蝶々夫人」ゴロー、「夕鶴」運ず、「魔弾の射手」キリアン、ミューザ川崎シンフォニーホール「かぐや姫」公家、石川県立音楽堂「カルメン」ダンカイロ、富山市立オーバード・ホール「ラ・ボエーム」ベノア、アルチンドロ、「フィガロの結婚」アントニオ、いずみホール「魔笛」パパゲーノ、「カーリュウ・リヴァー」船頭、「フィガロの結婚」アントニオ、「アマールと夜の訪問者」メルヒオール王、京都ローム劇場「フィガロの結婚」アントニオ、京都コンサートホール「イリス」キョート、フェスティバルホール「蝶々夫人」ゴロー、大阪国際フェスティバル「ラ・ボエーム」アルチンドロ、金沢歌劇座「蝶々夫人」ゴロー、「メリー・ウィドウ」サンブリオッシュ、福井県立音楽堂「カルメン」ダンカイロ、ザ・カレッジ・オペラハウス「ファルスタッフ」フォード、「魔笛」パパゲーノ、「アルバート・ヘリング」シッド、「フィガロの結婚」フィガロ、「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「トスカ」堂守、「イル・カンピエッロ」アストルフィ、「蝶々夫人」ゴロー、「ジャンニ・スキッキ」スビネロッチョ、アマンティオ、「トゥーランドット」パンタローネ、「領事」アッサン、「ドン・ジョヴァンニ」マゼット、関西二期会「魔笛」パパゲーノ、「ドン・カルロ」ロドリーゴ、「アルバート・ヘリング」シッド、「蝶々夫人」ゴロー、「ナクソス島のアリアドネ」ハルレキン、堺シティオペラ「ドン・カルロ」ロドリーゴ、「ジャンニ・スキッキ」ジャンニ・スキッキ、「魔笛」パパゲーノ、「蝶々夫人」ゴロー、「こうもり」アイゼンシュタイン、「ヘンゼルとグレーテル」魔女、「ラ・ボエーム」ショナール、名古屋二期会「フィガロの結婚」伯爵、中国二期会「こうもり」ファルケ、みやこオペラ京都「メリー・ウィドウ」ダニロ、新川文化ホール「カルメン」ダンカイロ、西日本オペラ協会「愛の妙薬」ベルコーレ、「ラ・ボエーム」マルチェルロ、札幌オペラスタジオ「愛の妙薬」ベルコーレ、群馬音楽センター「蝶々夫人」ゴロー、前橋市民文化会館「トスカ」堂守、名取市文化会館「カルメン」ダンカイロ、東京・ミラマーレ「ジャンニ・スキッキ」スピネロッチョ、アマンティオ、広島シティオペラ「ドン・ジョヴァンニ」ドン・ジョヴァンニ、沖縄オペラアカデミー&琉球交響楽団「カルメン」ダンカイロ、沖縄・オオ・ぺぺ・ララ「フィガロの結婚」伯爵、大阪・ラブリーホール「フィガロの結婚」伯爵、「魔笛」パパゲーノ、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・ジョヴァンニ、「電話」ベン、「スザンナの秘密」ジル、和歌山市民オペラ協会「ヘンゼルとグレーテル」魔女、「魔笛」パパゲーノ、「夕鶴」運ず、神戸オペラ協会「蝶々夫人」ゴロー、「泥棒とオールドミス」ボブ等、北海道から沖縄まで全国各地で活躍。
チョン・ミョンフンと「魔笛」パパゲーノ役や「ラ・ボエーム」ベノア役・アルチンドロ役で共演しているほか、ペーター・シュナイダー、ダン・エッティンガー、アントン・レック、ウルフ・シルマー、パスカル・ヴェロ、ミヒァエル・バルケ等、著名な指揮者と共演。
ロシア・レニングラード国立歌劇場管弦楽団をはじめ、東京フィル、読売日響、東京都響、日本センチュリー、大阪フィル、大阪響、兵庫PAC、京都市響、京都フィル、関西フィル、オペラハウス管弦楽団、テレマン室内管弦楽団、アンサンブル金沢、セントラル愛知、群馬交響楽団、イルミナートフィル等と共演により、ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、マーラー「さすらう若人の歌」、コープランド「古いアメリカの歌Ⅰ」、平野公崇「七つの絵」、バッハ「コーヒー・カンタータ」「農民カンタータ」等のソロを演唱するなどコンサートでも活躍。
「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」「ラ・フォル・ジュルネ金沢」等音楽祭にも多数出演。
NHK「プレミアム・シアター(BSプレミアム)」「にんげんマップ」「名曲リサイタル」「あほやねん!すきやねん!」「関西ラジオワイド」「かんさい土曜ほっとタイム」、JOEX「題名のない音楽会」、YTV「秘密のケンミンSHOW」「いただき!ナハ~レ!」「大阪ほんわかテレビ」「キューン」、TBS「はなまるマーケット」「ニュース1130」、MBS「痛快!明石家電視台」「ヤング・タウン」「ロンブー淳の居座り」、ABC「探偵ナイトスクープ」「おはよう朝日です」「キャスト」、KTV「ピーチケパーチケ」等に出演。
第3回和歌山音楽コンクール声楽部門一般の部第1位、大阪府芸術劇場奨励新人、大阪市・咲くやこの花賞、大阪文化祭賞奨励賞、兵庫県芸術奨励賞を受賞。
全日本学生音楽コンクール、東京国際声楽コンクール、大阪国際音楽コンクール、ヴィットーリオ・テッラノーヴァ国際声楽コンコルソ、三田ハモらっせ!各審査員。
日本演奏連盟会員。
すばるホール・アドバイザー。
大阪音楽大学教授。
今年は新国立劇場「蝶々夫人」ゴロー役、日生劇場「トスカ」堂守役で、来年は新国立劇場「ラ・ボエーム」アルチンドロ役、新国立劇場「ホフマン物語」スパランツァーニ役にて出演予定。
福住 恭子 Kyoko FUKUZUMI
(ソプラノ)
大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。イタリアに留学し、ミラノ・マントヴァ・シチリア島等イタリア各地でのコンサートに出演。第21回イズマエレヴォルトリーニ国際コンクール第2位をはじめイタリア国内でのコンクールにて入賞多数。
オペラでは関西歌劇団定期公演「トゥーランドット」のリュー役でデビューし、「道化師」のネッダ役、「イル・トロヴァトーレ」のレオノ―ラ役「ラ・ボエーム」のミミ役、「こうもり」のロザリンデ役、「赤い陣羽織」奥方役等を日本、イタリアで演じる。また宗教曲・合唱曲のソリストも務める。
豊かな声量と、あふれる音楽性、親しみやすいキャラクター。奏でる天性の声は人々の心に大きな感動を与えている。
藤原 藍子 Aiko FUJIWARA
(ピアニスト)
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア・ミラノに留学し、コレペティトゥールの研鑽を積む。 ピアノを本荘玲子、森安芳樹各氏に、コレペテゥトゥールを森島英子、ジェイムズ・ヴォーン、ヴィンチェンツォ・スカレーラの諸氏に師事。 主に藤原歌劇団、新国立劇場のピアニストとして「椿姫」「蝶々夫人」「カルメン」「リゴレット」「ファルスタッフ」「 アドリアーナ・ルクヴルール」「ラ・ボエーム」「ドン・パスクアーレ」「セヴィリアの理髪師」「ランスへの旅」「トスカ」 公演等に携わる。2015年・2016年「愛の妙薬」公演ではチェンバロ奏者を、2021年「清教徒」公演ではオルガン奏者を務めた。 この他 日本を代表するオペラ歌手とのリサイタル、コンサートやNHK-FM放送での共演者も多く務めている。2017年にはイタリア・ザンドナイコンクールで優勝者のピアノを務めた。2021年には、NHK -FM『オペラ・ファンタスティカ』にコレペティトゥールとしてゲスト出演した。 又、フルート奏者の山形由美氏とは、日本各地でのリサイタルの他、クルーズ船 “飛鳥II” でのコンサートやテレビ番組でも共演を重ねている。 藤原歌劇団団員でもあり、近年は自身のプロジェクトで著名な歌手達のまとめ役として存在感を増している。
桝 貴志 Takashi MASU
(バリトン)
大阪音楽大学声楽科を卒業。新国立劇場オペラ研修所第5期生修了。
平成23年度五島記念文化新人賞受賞しニューヨークで研修。第37回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞(ボローニャ国立音楽院に留学)。第27回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。その他受賞多数。
新国立劇場公演、東京二期会、小澤征爾音楽塾、東京オペラの森、日生劇場、佐渡裕プロデュースオペラ等において、『フィガロの結婚』伯爵、『ドン・ジョバンニ』表題役、『魔笛』パパゲーノ、『セヴィリアの理髪師』フィガロ役、『愛の妙薬』ベルコーレ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『椿姫』ジェルモン、『仮面舞踏会』レナート、『外套』ミケーレ、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『トゥーランドット』ピン、『道化師』トニオ、『カルメン』エスカミーリョ、モラレス、『スペインの時』ラミーロ、『エロディアード』ヘロデ、『トリスタンとイゾルデ』メロート、『こうもり』アイゼンシュタイン、『メリー・ウィドー』ダニロ、『エフゲニー・オネーギン』隊長、『夕鶴』運ず、『沈黙』キチジロー『黄金の国』フェレイラ、『ピーター・クライムズ』バルストロード等、様々なオペラに出演している。
また「第九」のほか、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレ、「レクイエム」、ハイドン「四季」「天地創造」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」等のソリストも務める。NHK-FM「名曲リサイタル」「リサイタル・ノヴァ」でも好評を博す。ヴァチカン国際音楽祭2018においてサンピエトロ大聖堂でヴェルディ「レクイエム」、グノー「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」を演奏。
日本演奏連盟会員、二期会会員。
奈良県立高円芸術高等学校音楽科講師。
迎 肇聡 Tadatoshi MUKAI
(バリトン)
大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。その後ドイツに留学。
これまでに、「フィガロの結婚」フィガロ、アルマヴィーヴァ伯爵、「セヴィリアの理髪師」フィガロ、「魔笛」パパゲーノ、「ドンジョヴァンニ」タイトルロール、「カルメン」エスカミーリョ、「メリーウィドゥー」ダニロ、「清教徒」リッカルド、「アイーダ」アモナズロ等に出演。
また、新国立劇場の地域招聘公演「フィガロの結婚」フィガロ、「三文オペラ」メッキーメッサー、兵庫県立芸術文化センターでは、「夕鶴」運ず、「藤戸」佐々木盛綱、「天守物語」図書之助、で出演。びわ湖ホールでは、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「トゥーランドット」ピン、「死の都」ピエロで出演。
平成28年度坂井時忠音楽賞受賞。びわ湖ホール声楽アンサンブル専属ソロ登録メンバー。大阪音楽大学講師。
森 雅史 Masashi MORI
(バス)
国立音楽大学卒業。東京芸術大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。第19回イタリア・サンタ・マルゲリータ・リグレ国際声楽コンクール第2位。第39回イタリア声楽コンコルソにおいてシエナ大賞(部門第1位)受賞。
2008年文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学し、往年の名バス歌手、故ボナルド・ジャイオッティ氏に師事。その後、ボローニャ歌劇場付属オペラ研修所に在籍し、ローム・ミュージック・ファンデーション研究生として助成を受ける。
ボローニャ歌劇場では、ニコラ・ルイゾッティ指揮『サロメ』、ミケーレ・マリオッティ指揮『椿姫』などのオペラ作品やバッハ「マタイ受難曲」、リスト「スターバト・マーテル」といった宗教作品等、数多くの演奏会にソリストとして出演。イタリア国内ではナポリ・サン・カルロ歌劇場、カリアリ歌劇場をはじめマルティーナフランカ・オペラフェスティバルにもソリストとして出演を果たす。2011年にはボローニャ歌劇場来日公演、ベッリーニ『清教徒』城主ヴァルトン卿役で唯一の日本人キャストとして出演し、好評を博している。2012年ドイツ・ドレスデン州立歌劇場(ゼンパー・オーパー)での『ドリーナとニッビオ/コントラシェーナ』出演を経て同歌劇場ユンゲス・アンサンブルメンバーとして在籍し、様々なオペラ作品に出演。
国内では、佐渡裕プロデュース・オペラ『トスカ』、『セヴィリアの理髪師』、『椿姫』、『真夏の夜の夢』、『メリー・ウィドウ』をはじめ、全国共同制作オペラ『~庭師は見た~フィガロの結婚』(指揮:井上道義、演出:野田秀樹)、『トスカ』(指揮:広上淳一、大勝秀也、演出:河瀨直美)等、オペラ作品の他、宗教曲のソリストを務めるなど精力的に活動している。
『第7回 岩城宏之音楽賞』受賞。『第35回 とやま賞(文化芸術部門)』受賞。二期会会員。現在、名古屋音楽大学准教授
湯浅 契 Chigiri YUASA
(ソプラノ)
大阪音楽大学、同大学院オペラ科修了。関西歌劇団定期公演「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ役にてデビュー以来、日伊合同公演「トスカ」「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「パリアッチ」「アイーダ」「仮面舞踏会」等、数々のオペラにて主役を演じ、その上品な温かみのある声と情熱的な演技でプリマとして活躍。「皇帝ティートの慈悲」において大阪文化際奨励賞を受賞。
「夕鶴」「赤い羽根織」や創作オペラでも好評を博す。
第九、宗教曲のソプラノソロとしても活躍。
園田学園女子短期大学、高円高校音楽科各講師。
(特非)関西芸術振興会・関西歌劇団理事長、関西歌曲研究会会員。

【管楽器】

《管楽器審査委員長》
日髙 剛 Takeshi HIDAKA
(ホルン)

宮崎県出身。長崎大学経済学部を卒業後、東京藝術大学、オランダ・マーストリヒト音楽院にてホルンを学ぶ。ホルンをE.ペンツェル、W.サンダース、守山光三、(故)山田眞、(故)田原泰徳の各氏に師事。2000年広島交響楽団に入団、その後日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団ホルン奏者を2013年まで歴任した。
演奏活動は多岐に渡っており、霧島国際音楽祭、木曽音楽祭に出演する他、ホルンとピアノの作品の委嘱初演、音楽と美術のコラボレーション、病院やリハビリテーション施設におけるアウトリーチにも意欲的に取り組んでいる。
また、海外においてはロサンゼルス、マーストリヒト、ヘルシンキ、台湾、上海にてリサイタルやマスタークラスを開催した。
現在、東京藝術大学准教授。国立音楽大学非常勤講師、名古屋音楽大学客員教授、相愛大学講師、日本センチュリー交響楽団首席客演奏者、ならびに新日本フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者を務める。
ホルンアンサンブル「つの笛集団」、THE HORN QUARTET メンバー。日本ホルン協会常任理事。
ソロCD「Variation for Horn」「HORIZON」Etude CD ホルン「コップラッシュ60の練習曲」「ベローリ8つの練習曲」ホルンアンサンブル The Horn Quartet CD「Sparkling Horns!」をリリース。

上田 希 Nozomi UEDA
(クラリネット)
1972年京都市生まれ、兵庫県姫路市に育つ。12歳でクラリネットを始める。大阪音楽大学音楽学部器楽科を経て渡米、ジュリアード音楽院にて修士課程修了。
これまでに山崎隆弘、本田耕一、チャールズ・ナイディック、大島文子諸氏に師事。霧島国際音楽祭に度々奨学生として参加、優秀演奏賞初め、数々の特別奨励賞を受賞。1999年、第11回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門入賞、さらに第68回日本音楽コンクールクラリネット部門第1位入賞し本格的に演奏活動を開始。
その後も、第2回カール・ニールセン国際クラリネットコンクールディプロマ賞、第5回松方ホール音楽賞大賞、坂井時忠音楽賞、第19回黒川録朗賞、第24回姫路市芸術文化賞芸術年度賞、第26回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、平成15年度兵庫県芸術奨励賞と受賞を重ねる。
ソリストとして、飯森範親指揮東京交響楽団、佐渡裕指揮大阪フィルハーモニー交響楽団、西本智実指揮京都市交響楽団、岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢や海外のオーケストラと共演。2013年、いずみシンフォニエッタ大阪第39回定期演奏会では、下野達也氏の指揮により、生誕100年を迎えたユン・イサンのクラリネット協奏曲を演奏、その強靱な音楽世界を描ききり好評を博す。またこれまでに、ニューヨーク、大阪、京都、姫路、札幌、東京、福井など、各地でリサイタルを開き、2006年京都移住後も、京都を拠点に活動を続けている。
在米中には、過去10年以内に作曲された現代作品のみを取り上げるニュー·ジュリアード·アンサンブルに所属し、多くの世界初演・米国初演に携わった。この経験は1999年帰国以後も活かされており、2001年7月に結成された現代音楽演奏団体 next mushroom promotion のメンバーとして活動を続け、現代音楽の分野でも高い評価を得ている。
2006年には団体として、サントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞、これまでに武生国際音楽祭(福井)、バルトーク音楽祭(ハンガリー)、大邱国際現代音楽祭(韓国)、セルバンティーノ音楽祭(メキシコ)、サントリーサマーフェスティバル(東京)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(イタリア)等、国内外の音楽祭に招かれている。
KNMベルリン(ドイツ)やアンサンブル・ルシリン(ルクセンブルグ)が来日の際には客演し、録音などにも参加した。2010年に結成されたアンサンブル九条山のメンバーとしても活動し、2015年より演奏家主体の企画を継続、2019年度音楽クリティック・クラブ賞奨励賞、令和元年度大阪文化祭賞奨励賞を受賞した。
現在、大阪音楽大学・京都市立芸術大学にて非常勤講師、ならびに next mushroom promotion、いずみシンフォニエッタ大阪、アンサンブル九条山、各メンバー。
大島 弥州夫 Yasuo OSHIMA
(オーボエ)
大阪音楽大学首席卒業後、東京音楽大学大学院研究生課程修了。
宮本文昭、広田智之、古部賢一の各氏に師事。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団、霧島国際音楽祭等に参加。
いずみシンフォニエッタ大阪、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団との共演、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演の他、高木日向子氏作曲「L’instant」(2021年ジュネーブ国際音楽コンクールオーボエ部門本選課題曲)日本初演を担当する等、ソリスト、室内楽奏者としても活躍中。
現在、いずみホールのレジデントオーケストラ「いずみシンフォニエッタ大阪」メンバー、大阪フィルハーモニー交響楽団オーボエ・イングリッシュホルン奏者。大阪音楽大学、武庫川女子大学非常勤講師。又、演奏会形式ミュージカル「レ・ミゼラブル」では編曲・オーケストラ指揮を担当。関西各地で再演し、歌手や奏者から信頼の厚い指揮活動を展開している。
音楽之友社より初の著書「もっと音楽が好きになる 上達の基本 オーボエ」上梓。
織田 貴浩 Takahiro ORITA
(トロンボーン)
12歳よりトロンボーンを始める。京都市立芸術大学音楽学部卒業、ヤマハ新人演奏会に出演。ドイツ国立音楽大学卒業。
2002年4月大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)の要請により、同楽団常エキストラ奏者として帰国、2009年3月まで常任客演奏者として活動する。
これまでに、トロンボーン・バストロンボーンを呉 信一、バストロンボーンをミヒャエル・ユングハンス各氏に師事。 室内楽を呉信一氏、マティアス・キーファー、ウルリッヒ・フラート、現代音楽をペーテル・エトヴェシュ、声楽を矢田部義弘各氏に師事。
現在ザ・カレッジオペラハウス管弦楽団バストロンボーンアソシエイトプレイヤー、CONNstellation Trombone Ensemble、奈良県立高円高校音楽科非常勤講師。
永江 真由子 Mayuko NAGAE
(フルート)
愛知県出身。
桜丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学卒業。同大学研究科修了後、同大学非常勤助手を務める。
第51回日本学生音楽コンクール名古屋大会高校生の部第1位。
第10回びわ湖国際フルートコンクール一般の部第1位、及びオーディエンス賞受賞。
第76回日本音楽コンクールフルート部門入選。
日演連推薦新人演奏会において名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演。
小澤征爾・故ロストロポーヴィッチによるキャラバンコンサートツアー2002・2005、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅦ、スーパーワールドオーケストラ日本ツアー2005、水戸室内管弦楽団に参加。
ソリストとして日本センチュリー交響楽団と共演。
これまでに濱田千枝、大西宣人、寺本義明、中野真理、梅津正好、相澤政宏、植村泰一の各氏に師事。
現在、日本センチュリー交響楽団首席フルート奏者、大阪音楽大学非常勤講師。
山村 有佳里 Yukari YAMAMURA
(フルート・ピッコロ)
プラハ芸術アカデミー、モンス王立音楽院などを経てマーストリヒト音楽大学大学院をフルートで修了。国家演奏家資格取得。
英国ウェールズ王立音楽大学大学院ピッコロ科にて日本人初として学ぶ。スウェーデン・マルメ音楽大学にて音楽療法を学ぶ。
第12回バコリ国際音楽コンクール第一位受賞。
第10回“エウテルぺ”国際音楽コンクール(共にイタリア)でフルート、ピッコロにて第一位、併せてジャーナリスト賞受賞。
CD「Vieille Chanson~懐かしいうた~」リリース。
FM79.7「山村有佳里のミュージック+プラス」パーソナリティー。
12年4ヶ国での欧州生活を綴った著書「有暮れのアリア~歴史を受け止め、今奏でる~」をたる出版より上梓。
令和元年度長岡京市文化功労賞受賞。
コーチング・カウンセリング的なアプローチで指導者として後進の育成、コンクール審査員を務める。
ベルギー・モンス王立音楽院名誉教授、マルク・グローウェルズ氏のオンラインレッスンMGアカデミー主宰・通訳・アシスタント講師
https://yukari-yamamura.jimdofree.com/

公式伴奏者

高野 良輔 Ryosuke TAKANO
京都市立芸術大学卒業、ウィーン私立音楽院大学大学院首席修了。
ピアノ・ソロのみならずピアノ・デュオ等アンサンブル、特に声楽家との演奏を頻繁に行っている。ピエトロ・アルジェント国際コンクール入選、大阪国際音楽コンクールピアノ2台デュオ部門2位(1位なし)。
2012年京都芸術祭音楽部門にて京都府知事賞、2021年あおによし音楽コンクールにて優秀共演者賞受賞。
現在交野女声合唱団、交野女声ひびき、コール・ヴィオレッテ、童謡・唱歌を歌う会各ピアニスト。ミュージックスクールNoteピアノ・ソルフェージュ科講師。
林 典子 Noriko HAYASHI
神戸女学院大学音楽学部卒業、同専攻科修了。
ドイツ国立ヴュルツブルグ音楽大学大学院に留学、コンツェルトディプロムを取得。同大学の伴奏要員に就任し、主にコントラバス他弦楽器や声楽の伴奏を務める。数々の国際コンクールやセミナー、音楽祭に於いて公式伴奏を務める他、帰国後もリサイタル開催、
CD録音、テレビやラジオ出演など、ドイツや日本国内外で演奏活動を行う。第24回長江杯国際音楽コンクールにて、優秀伴奏者賞受賞。元ベルリンフィル首席コントラバス奏者ナビール・シェハタ氏や元ウィーンフィル首席クラリネット奏者ペーター・シュミードル氏等の来日公演にて共演を重ねている。
これまでにピアノを前中明子、ボリス・ベクテレフ、故ミヒャエル・シュリューター各教授に、室内楽をコントラバス文屋充徳教授に師事。兵庫県立伊丹北高校非常勤講師、神戸女学院大学伴奏要員を経て、現在大阪青山大学非常勤講師、神戸音楽家協会会員。