番匠友恵様インタビュー

第5回

アマチュアステージ

管楽器一般最上級部門第1位

番匠友恵

Q コンクール参加のきっかけ

2017年6月に開催された第9回神戸国際フルートコンクールの本選をフルート仲間で聴きに行き、世界中で活躍する若手フルート奏者の方々とお話したことが大きな刺激になりました。習熟度が違っても、音楽に対する悩みや思いは同じなのだと知り、コンクールに挑戦しようと思いました。

数多くあるコンクールの中からこのコンクールを選んだ理由は、数年前に旅行で奈良を訪れ、法隆寺や唐招提寺、親切にしてくださった橿原市在住の方に感動したので、再び奈良を訪れる機会になればと思いました。

Q コンクールのエピソード

普段はフルートを多く吹いていますが、あまりソロで演奏する機会がないピッコロを選びました。ピッコロは高音でとても響く楽器なので自宅で練習が出来ず、出勤前や仕事帰りにスタジオやカラオケボックスに通って練習しました。毎回自分の演奏を録音し、通勤時間に聴いて改善点を自分で見つけるようにしました。

Q 受賞の感想

今回初めてのコンクールでしたので、予選通過や参加部門で1位を頂くことなど、全く予想出来ずでした。しかし、師事している先生や音楽仲間、友人がお祝いの言葉を贈ってくれ、とても嬉しかったです。

コンクールの後、音楽への取り組みが変わり、もっと楽しくなりました。それから、コンクール本選や受賞者演奏会で再び奈良を訪れることが出来たことも嬉しいです。

Q あなたにとっての音楽とは?

自分の感情や思い描いていることを表現する手段、と言い切れるようにはまだまだ修行が必要ですが、そうあって欲しいです。表現出来るようになるための基礎練習やエチュードなどの積み重ねが大事だとコンクールに向けた練習で実感しました。

演奏するのも好きですが、プロアマ問わずにコンサートで生演奏を聴いて、感動することを大切にしています。上手かどうかに関わらず、生演奏には心癒されます。

Q 今後チャレンジしたいこと

ソロ、室内楽、オーケストラ(小編成と大編成)、フルートアンサンブルとジャンルを幅広く網羅するようにしています。引き続き様々な作曲家の作品を演奏していきたいです。

これからは、海外でのワークショップやコンクールにも参加をして、プロアマ問わずに多くの方と交流し、グローバルに活動したいです。