谷川 俊介様インタビュー

第4回

アマチュアSection

ピアノ一般最上級部門2位

谷川 俊介

 

オーケストラと共演することは、ピアノを始めたころからの大きな目標の一つでした。

大学に入り、同じく音楽を愛する人たちと室内楽をやったり、大きなソナタに挑戦してみたりなど貴重な経験をたくさんすることが出来ました。

また音楽関係の知り合いも多くなり、自分の世界を広げることが出来ました。

ところが、オーケストラと共演というのは、よほどのことが無い限りアマチュアで音楽をやっている人にめぐってくる機会ではありません。

このようなことを考えているときに、このコンクールの存在を知りました。

私自身コンクールというものに出場すること自体にあまり積極的なほうではないのですが、オーケストラと共演したいという気持ちに加え、大学で自分なりに本気で取り組んできた結果がどれほどのものなのか知りたいという気持ちもあったので、出場することにしました。結果として、コンチェルトオーディションで合格をいただいたことは非常にうれしく思います。

コンクールでは、理事長の奥谷様をはじめ、様々な方に手厚くサポートしていただき、演奏に集中することが出来ました。

アマチュアで音楽をやる人たちにとって、これほど貴重な機会をいただけるコンクールは本当に希少だと思います。

今後も、あおによし音楽コンクール奈良のさらなる発展を心より祈っています。

・コンクール参加のきっかけ

過去の受賞者に知り合いがいたからです。

また、狭い範囲しか知らない自分がどこまで通用するのか試してみたいという気持ちもありました。

褒章として、オーケストラと共演できるというのも大きな魅力でした。

・受賞の感想

本番を楽しめればいいかなと思っていたので、賞に関してはあまり気にしていませんでした。

結果として賞いただけたので、審査員の方々に何かしら伝えることが出来たのかなと思っております。

・あなたにとって音楽とは

一生付き合っていきたい家族のようなものです。

・コンクールのエピソード

とにかく、舞台袖でお腹が痛いことでしょうか。

いつも、自分が弾く曲の最初の音すらわからなくなってしまうくらい緊張します…

・今後チャレンジしたいこと

来年からは、社会人になるので今までより音楽に触れる時間は少なくなると思いますが、ソロに室内楽にまだまだやりたい曲はたくさんあるので、時間を見つけて続けていきたいです。