野口わかな様インタビュー

野口わかな

プロフェッショナルステージ ヴァイオリン部門第1位
奈良県知事賞

Q.コンクール参加のきっかけ

コンクールは競争だけの場ではなく、舞台経験や勉強の場だと考えているので、そのような気持ちで参加させていただきました。受賞後に演奏の機会を与えていただけることや、暖かそうな印象にも魅力を感じました。

Q.受賞の感想

このような評価をいただけて大変光栄です。反省の多く残る演奏だったので、まさか1位と更に奈良県知事賞をいただけるとは思いませんでした。本当にありがとうございました。

Q.あなたにとっての音楽とは?

私にとっての音楽とは空気のようなものであり、ヴァイオリンという楽器は生涯のパートナーです。当たり前にあって、音楽が無くなったら私が無くなってしまうような、そんな存在です。音楽というのはその人そのものが表れてしまうものです。表現の手段としては言葉と同じで、美しい言葉で自分の思いを伝えたいという感覚です。夢を見させてくれるのも、現実を突きつけてくるのも音楽。自由になったり苦しめられたり、幼い時から一緒に成長してきたかけがえのない存在です。

Q.コンクールのエピソード

課題曲のバッハに関しては準備が悪く、それでいて過剰に緊張してしまうタイプなので、本番もリスクを抱えながらの不完全な演奏になってしまい猛省しました。予想していた以上に響きの良いとても素敵なホールで、そういった点では気持ち良く演奏させていただきました。演奏後は後悔と反省で力が抜けていて、発表の際自分の名前が呼ばれてもすぐに気が付きませんでした(笑)

Q.今後チャレンジしたいこと

残念ながら今回のコンクールではセンチュリー交響楽団様との共演の機会はいただけませんでしたが、学生のうちにオーケストラと共演したいという気持ちが密かにありました。本当にありがたいことに別件でオーケストラと演奏させていただけることが決まり、私にとってチャレンジでもあるので身が引き締まっています。また留学を考えているので、学ぶ世界を広げてもっともっと多くのことを吸収したいと思います。

Q.その他PR

3月 ・第6回公益財団法人青山音楽財団 奨学生成果披露演奏会
・ SENJU LAB 千住明ワークショップ2015-2019「美術と音楽をアートする」
・ 安城市交響楽団第1回定期演奏会 ゲスト出演

4月 ・第6回あおによし音楽コンクール奈良 受賞者披露演奏会

2月 ・東京藝術大学 奏楽堂 モーニングコンサート